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中国外交官が語る日本からの中国人避難「鍵はバスだった」 (2)

 仙台はすでに夜だった。停電のため、市街地に灯りはなく、在りし日の喧噪を完全に失っていた。仙台到着後、すぐに被災が深刻な青葉区幸町南小学校、宮城野区幸町小学校など避難所数カ所に懐中電灯を照らしながら向かい、避難した中国人を見舞った。その後東北大学国際交流会館など留学生が比較的多い場所を訪れた。小さな灯りがついている場所を探し当てたのは午前2時過ぎ。小さな民宿にたどり着き、お湯、暖房、料理はなかったが休憩できた。

 13、14の両日は、各大学、大規模避難所、宮城県災害対策本部、仙台市役所、仙台国際センター、宮城県華僑総会、研修生が働く工場など、目的地に分かれて中国国民の被災状況の調査を展開、中国国民の安全情報登録を行い、大使館ウェブサイト経由で発表した。

 15日は程大使の指示で、福島第一原発事故の深刻性と不確定性を考慮、中国国民の人身の安全に対する高度に責任ある立場から、大使館はバスをチャーターし宮城県、福島県、岩手県、茨城県の4大被災地から自らの意志で離れる中国国民を新潟あるいは成田空港まで送り、航空機との連携により帰国を助けることを決定した。大使館は我々に対し即座に可能な限りの手段と方法を講じるよう求め、バスを手配し、集合場所を定め、避難業務の準備を終えた。このため、我々は業務の重点を被災状況の把握から緊急避難支援へ移し、仙台駅と大通りに近い仙台国際ホテル、仙台市役所の2カ所を集合場所に選び、大使館ウェブサイトで公表した。大使館による緊急避難公告発表後、午後6時頃までに、2カ所の集合場所にはすでに700-800人が集まっていた。

 同日、業務チームは仙台市役所と民間の二手に分かれて緊急連携業務を展開、バスのチャーター希望を伝えた。しかし現地の被災状況は深刻で、近辺で手配できるバスはほぼ皆無だった。最終的に大使館本部の支援により、新潟から大型バス5台を緊急確保することができた。

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