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中国、2032年ごろには人口ゼロ成長に突入

 国家統計局は28日、国務院新聞弁公室の記者会見において、第6回国勢調査の主要データ公報(第1号)を発表した。新京報が伝えた。

 国家統計局の張為民副局長によると、一人っ子政策は着実に実施されており、人口増加率は低下しつつある。中国は2032年ごろには人口ゼロ成長に突入する見込みだ。

 人口学者である北京大学社会学部の陸傑華教授は、「人口ゼロ成長に突入する時期については様々な予測があるものの、大体が2032年、2033年ごろとなっている。10年前の予測では、2040年前後にゼロ成長を達成するとされていたが、現在は前倒しされた。これは少子化と密接な関係がある」と述べる。

 ゼロ成長を達成するまでは、人口は今後も増加しつつけるが、注目すべきは人口構造の変化、特に子供、労働者、高齢者の割合など年齢構造の変化だ。経済が今後持続的な発展を維持できるかどうか、投資・消費・労働力を維持できるかどうかはとても重要な問題だ。

 陸傑華教授は人口ゼロ成長について、「これが良いことか悪いことかは単純には判断できない。以前は人口ゼロ成長は良いことだとされてきた。当時は人口は人の『口』、すなわち、食糧などの資源を占有するものだと考えられてきたからだ。しかしその後、人口は人の『手』、すなわち労働力・家庭を養うものでもあることがわかった。ゼロ成長は100%良いこととは言えない。人口構造の変化を見なければならない」と述べる。

 高齢化・少子化と、高齢者人口の増加スピード加速は普遍的なすう勢といえる。陸傑華教授はこれについて、「この問題は今討論されている人口ボーナスとも関係がある。出生数がますます減り、高齢者がますます増えれば、将来の労働力供給において大きな試練となる。特に中国は労働集約型産業で成り立っている。重要な問題は他にもある。政府は年金などへの投資を増やしているが、中国では現在、高齢者を主に養っているのは家族であり、子供が減ることは高齢者を養う資源が減ることを意味する。今後どのように高齢者問題を支えていくかは大きな問題だ」と指摘する。(編集SN)

 「人民網日本語版」2011年4月29日

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