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「蟻族」の若者、中国全国で百万人超 

 「学校を卒業した時点で、月6万ドルを稼ぐことは不可能だ。企業の副社長になることや、自家用車を持つことなどなおさらだ」(ビル・ゲイツ)

 ▽「蟻族」全国で百万人超

 「2010年中国人材青書」によると、北京地域だけでも10万人以上の「蟻族」がいると予想されている。このほか、上海、武漢、広州、西安、重慶、太原、鄭州、南京などの大都市でも蟻族は増えており、全国では百万人を超えている模様だ。

 本質的に見ると、「蟻族」は、社会の隠れた病気ではない。某メディアは、「就職難、貧富差の拡大、住宅価格の高騰など、今の時代には若い人々が直面しなければならない数々の問題があるが、どの時代にも、若者たちが社会に巣立つ時には、様々な困難に立ち向かっていったものだ」と報じている。

 ▽世界各国にいる「蟻族」

 米ニューヨーク・タイムズ紙が、日本の「カプセルホテル新宿510」に関する記事を掲載した。これによると、このカプセルホテルは、寝台列車のように、廊下の両側に整然とカプセルの個室が並んでいる。完全に閉鎖状態になるカプセルは上下二段構成で、カプセルの深さは2メートル、高さは1.5メートル、カプセルに入った宿泊客の多くは、寝そべって上半身を起こした状態で過ごしている。

 米国にも、「蟻族」がおり、「蟻族村」もある。マンハッタン東部のブロードウェイ地区にある老朽家屋は、いくつかの部屋に仕切られている。各部屋の面積は7,8平方メートル、3台のベッドが置かれ、家賃は一人250ドルから300ドル。洗面所と浴室は、数十人が共同で利用する。

 各国の「蟻族」の生活パターンはさまざまだが、共通点が一つある。それは、苦しいのは一時的で、個人の努力と粘りにより、ついには「蟻の穴」から脱出する点だ。

 ▽成功への道に一歩踏み出す若者たち

 「蟻族」の発生から問題解決への道を見てきたが、我々が「蟻族」をどのように評価するのかが問題の鍵を握っている。スピード発展を遂げつつある社会において「蟻族」の存在を認めることは正常な現象であり、社会的分業・協力体制の必然的な結果と言えよう。ほとんどの「蟻族」は、「蟻の穴」での生活を数年間過ごした後、大きな転機が訪れるか、自身の努力でより良い仕事を見つけ「蟻の穴」から脱出する。あるいは、自分が大都市の成長スピードとは合わないことが分かったため、故郷で新しい道を探す若者もいる。「蟻族」の生活は一時的なものに過ぎない。彼らが労働というものと対峙し、労働の対価について十分理解するための貴重な期間だ。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年5月6日

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