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中国残留孤児 神奈川県最後の中国人養母が死去

 中国と日本の間で起きた戦争はぬぐい去れない歴史だ。しかし純朴な中国の庶民は戦後、たくさんの中国残留孤児を引き取り、かつては敵だった人間の子どもに愛情を注いだ。こうして中国で育った残留孤児たちの中には、日本に帰ったものもいるが、育ててもらった恩は片時も忘れることはない。帰国孤児にとって、日本は祖国でしかなく、心の故郷は中国なのだ。日本の華字紙「日本新華僑報」(電子版)が伝えた。
 
 神奈川県平塚市で24日、中国残留孤児の養母、王順美さんの告別式が営まれた。享年99歳。県内で最後の中国人養母だった。帰国孤児の秦秀美さん(65)にとって、王さんは「実母以上の存在」だったという。

 終戦直後、満州(現中国東北部)の大連で、幼い秦さんは王さん夫婦に育てられた。自分が日本人と知ったのは16歳。「お父さんが廃屋で毛布に包まれた赤ん坊を拾ってきたの。それがあなたよ」と王さんから打ち明けられた。1988年、秦さんの日本人としての血統が認定され、一家で日本に帰国。日本人の父母は見つからなかったが、養母である王さんを日本に連れてきた。

 孤児支援を続ける菅原幸助さん(86)は「敵国の日本人の子どもを引き取った養父母がいなければ、命を落とした孤児は多かった。養父母の恩は深い」と語った。(編集YT)

 「人民網日本語版」2011年5月26日

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