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今日は「立秋」 生活・食習慣の見直しを

 中国で「立秋」は季節折々の重要な節句の一つ。3千年以上も前から、古代の人々は「立秋」の日に秋を迎えるためのさまざま儀式を執り行った。中国では今でもこの日に、夏場に衰えた体力を取り戻すために肉などを食べる「貼秋ビャオ」(ビャオは月へんに票)と呼ばれる習慣や、気候が涼しくなるようにという意味を込めて西瓜を食べる「咬秋」という習慣が残っている。

 夏場の最も暑い季節には、食欲不振に陥りやすい。そのためこの季節に少し痩せる人も少なくない。痩せると当然「補う」必要がある。「補う」ために、「立秋」の日に「貼秋ビャオ」(貼という中国語には「補う」という意味がある)、つまり肉などのごちそうを食べるのだ。この日、中国の一般家庭では、煮込んだ肉や豚のひじ肉などを食べる。こだわりのある家庭なら、豚肉をゆでて冷やしたものを唐辛子醤油で食べる「白切肉」(パイチーロゥ)や豚の角煮などを食べる。さらにこの日に餃子を食べたり、土地の神様を祭ったり、トウキササゲの葉を髪に挿したりする習慣もある。

 このように、立秋の季節に、中国の人々はユニークに富む儀式を行って、健康を祈ったり、魔除けをして病気の回復を願ったり、五穀豊穣を願ったりする。

 ▽立秋の養生

 「立秋」は初めて秋の気配が現れてくる頃とされているが、暦の上ではこの日が暑さの頂点となる。そのため、この時期「早寝早起き」や「辛い物を控え酸味のある物をたくさん食べる」など、生活習慣や食習慣にも気を配る必要がある。

 中医学では、「人体は自然界の一部であり、人体は自然界より多大な影響を受ける」という考え方があり、立秋後、自然界の「陽の気」が弱まってくるため、人も「陽の気」(人体を活動させるのに必要なエネルギー)を養生する準備を始めなければならないとされている。その準備の一つに「早寝早起き」がある。なぜなら、中医学では早寝は陽の気の収斂(しゅうれん、絞ってあつめる)に順応し秋の陰の気を養い、早起きによって、肺の気を広げさせ、夏に取り込んだ体内の陽の気を維持してくれるとされているからだ。また秋の時期に早起きすれば、血栓形成のリスクを下げることができ、脳血栓など血栓が血管を閉塞して起こる病気の予防にも一定の効果を期待できる。一般的に秋の季節には夜9時から10時の間に就寝し、早朝5時から6時の間に起床するのがよいとされている。

 就寝前には心陽(心臓の動き)を高めるとされている、蓮の実、百合根を氷砂糖などと共に煮て作ったスープ、アワと赤ナツメで作ったお粥、片栗粉かリュウガン(龍眼)を水に入れて煮たものなどを食べると、健康に良い。また足湯をすると寝付きやすい。

 立秋後は気温も下がり始め、体力の消耗も少しずつ軽減され、食欲が回復してくる。そのため、栄養補給に最も適した時期でもある。この時期、夏に消耗した体力を回復させるためには「旬」の食べ物を科学的に摂取しなければならない。この際原則になるのは「辛い物を控え酸味のある物をたくさん食べる」である。ネギ、ショウガ、ニラ、トウガラシなど辛味のある物に加え、刺激の強い物、揚げ物、お酒、膨化食品(ポン菓子)なども控え、酸味のある果物や野菜をたくさん食べると肝臓によい。

 さらに忘れてはいけないのは「秋のウリ科の果物は下痢のもと」ということである。立秋後、スイカやメロンをたくさん食べると脾臓の陽の気が虚衰する恐れがあるので、禁物。(編集KN)

 「人民網日本語版」2011年8月8日

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