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見知らぬ人に囲まれた社会でいかに信頼を築くか

 老人が倒れていても手を差し伸べない。こんなさみしいニュースを最近各地で耳にし、心を痛めている人も多いだろう。どうしてこんなに冷淡な社会になってしまったのだろう。中国共産党の機関紙「人民日報」が報じた。

 上記のような冷淡な態度は今や珍しいことではなくなっている。少し注意を向けてみると、我々はいつの間にか、見知らぬ人に接する時には警戒心を抱き、疑うような眼で相手を見るようになっている事に気づく。

 例えば幼稚園で子供たちは「知らない人にもらった飴は食べてはいけません」「知らない人が来たら家のドアを開けてはいけません」と教えられる。そして家では「知らない人から電話がかかってきたらとってはいけない」「知らない人に勧められたものは買ってはいけない」と老齢の親に口酸っぱくして言い、銀行に行けば、警察が「知らない人に声をかけられたら注意」と呼びかけるポスターを目にする……。

 2010年の年末までに、中国では500万人以上の人口を抱える都市が20都市を超え、うち北京や上海など巨大都市の人口は2000万人以上に膨れ上がっている。ある社会学者は「中国は“見知らぬ人に囲まれた社会”に突入した」と指摘。このような社会について、アメリカの有名な学者フリードマンは自著の中で「街の中を歩いていると名前も知らない警察が助けてくれるかと思うと、見知らぬ人による犯罪におびえなければならない。見知らぬ人が自分の子供を教え、家を建ててくれ、私たちのお金を使って投資をする……」と描写している。

 過去の“顔なじみに囲まれた社会”から“見知らぬ人に囲まれた社会”への変化は進歩の証とも言える。なぜなら、それは経済規模の拡大、労働者の流動性の向上、公共サービスの社会化などの発展の表れだからだ。しかし、鶏や犬の声が聞こえる農村から出てきたばかりの人にとって、いかに見知らぬ人とうまくやっていくかという問題は切実で、都会の社会に適応するのは難しいと感じている人も少なくない。

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