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中国、日本を抜き世界一のアニメ生産国に (2)

 しかし、業界の共通認識では、中国のアニメ・漫画産業は、全体的に見てまだ初歩の段階にあるという。北京映画学院アニメーション学院の孫立軍院長は「アニメ・漫画産業の生産額は米国が2千億ドルで最多、市場シェアは日本が65%を占めている。生産量が世界一とはいえ、中国が得意になることはできない」と指摘する。

 1950年代から60年代にかけて、「神筆馬良」「おたまじゃくしがお母さんを探す」「九色の鹿」「大閙天宮」などの中国水墨アニメが海外でブームとなり、当時の子供達にほのぼのとした温かな記憶を残した。しかしその後、各界から強力な支援を受けた国産アニメ業は、劇場チケットの売上や評判が芳しくなかったことから、苦境に陥った。22万分という莫大な生産量とは裏腹に、ディズニーやニコロデオン(NICK)のアニメのように、大きな反響を呼び多額を稼ぐブランドとしての名声を得ることはできなかった。

 アニメ・漫画の企画に携わる鐘路明氏、「アニメ・漫画業の発展について、中国は決して、アイディア、資金、技術人材に不足しているわけではない。問題は、制作偏重・マーケティング軽視という商業モデルにある。制作とマーケティングという両輪がバランスよく回れば、中国アニメ・漫画業は、よりスピーディでより豊かな発展が約束されるだろう」との見方を示した。

 ウォルト・ディズニー3D映画総プロデューサーを務めるケビン・ガイガー(Kevin Geiger)氏は「中国では、関連部門が、アニメ・漫画制作機関の数やアニメーション生産量についてたびたび公式発表している。しかし、ディズニーで働いてきた12年間で、どれほどの量のアニメを制作したかを聞いてくる人は皆無だった。関心の的は、制作した量ではなく作品の質にあるのだ」と話した。

 中国文化部文化市場司アニメ・漫画処の宋奇慧処長は「中国のアニメ・漫画産業は、強国への道を突き進んでいく。まず『大型アニメ・漫画』なるコンセプトを創り出し、制作から販売までの各プロセスを統合する。また利益パターンについては、中国は日米両国を見習う必要があるが、同時に中国の文化や国情も加味しなければならない」と指摘した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年10月12日

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