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12年間続く新入生のトイレ掃除 天津科技大

 天津科技大学本科179クラスの2011年度新入生5475人が、一年上の先輩から「トイレ掃除用モップ」を引き継いだ。新入生らは今後1年間、2棟の建物にある公衆トイレ10カ所の掃除を当番で行う。各クラスには、平均週一回当番が回ってくる。この「トイレ掃除用モップ」は同校の学生達の手で12年間引き継がれている。同校新入生による公衆トイレのボランティア清掃は、1999年に始まった。当初は、一部の経済的に困難な家庭の学生だけがトイレ掃除に参加していたが、その後、大学側が「トイレひとつ掃除できない者が世の中を清めることなどできるはずがない」との教育的見地から、本科生全員を清掃活動に参加させることにした。中国青年報が伝えた。

 新入生にとって、トイレ掃除は1年生の必修科目同然だ。参加しないと、学業成績が優秀でも、奨学金を獲得できる見込みはない。「トイレ掃除」に落第した人がクラスにいれば、このクラスは「優秀クラス」の選考対象から除外される。

 新入生の清掃状況を採点するのは不動産管理会社だ。担当者が毎日、社内の検査基準に基づいてトイレをチェック、評価する。当番に当たった学生は、午前6時半から7時半の間に清掃を終え、その日は終日、不定期にメンテナンスをしなければならない。評価項目は「床が清潔」「ゴミが落ちていない」「床に水が溜まっていない」「個室の仕切りが清潔でちりや埃がない」「便器に水垢がない」「排水パイプが詰まっていない」など7項目。学生の学業や生活をサポートする同大学生支援管理センターの周継玲氏は「全トイレの隅々まですべて、掃除が行きわたっているかどうか念入りに検査します」と話した。

 天津科技大学化学工業学院を今年卒業した王仁鳳さんは、4年前のトイレ掃除のことを今でもはっきり覚えているという。王さんは、トイレ掃除が自分に大きな影響を及ぼしたと感じており、「今振り返ってみても、胸が熱くなり興奮を覚えます。トイレ掃除から学んだ最も大切なことは、他人を尊重し、理解する心です」と熱っぽく話した。王さんは卒業後、トイレ掃除という母校の12年の伝統を、大変誇らしく感じている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年10月26日

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