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映画「失恋33日」 超人気の秘密

映画「失恋33日」のポスター

 4日間で興行収入1億元以上----。これは、ロー・バジェット(低予算)映画「失恋33日」が、ゴールデンウィークでもない11月に稼ぎ出した金額だ。人民日報が伝えた。

 「失恋33日」は、大物キャストや大物スタッフによる映画ではない。「愛情が心の傷を癒す」をテーマに、11月11日の「光棍節(独身者デー)」をターゲットに、ソーシャルネットワークサービス(SNS)による3Dマーケティングを通じ、たちまち評判が広まった。「リアル・スティール(Real Steal)」「猿の惑星:創世記(Rise of the Planet of the Apes)」「インモータルズー神々の戦い(Immortals)」などの同時期に上映されたハリウッド映画と比べても全く遜色がなく、多くの業界専門家は、予想外の話題性と興行収入に驚くばかりだった。

 どう見ても、「失恋33日」のストーリーに斬新さは見当たらない。恋人を親友に奪われた女主人公の黄小仙は、失恋後、男主人公の王一揚の助けを借りながら、本当の自分を見つけていく。若い登場人物が、特に複雑ではない人間関係の中で、ラブストーリーやコメディの要素を織り交ぜながら物語を展開していく。数字が入ったタイトルは、数年前のハリウッド恋愛映画「(500)日のサマー(500 Days of Summer)」を真似たもので、表現手法も当たり障りのないものだ。しかし、映画化までにはかなりユニークな経緯を辿っている。ネットのスレッドから始まってネット小説となった後、版権と映画化権が譲渡された。この足跡は、極めて明確な産業チェーンの曲線を描き、産業チェーンの深さゆえに今後のさらなる発展が期待される。

 「日常という地に足がついている感じ」。これが「失恋33日」の最大の特徴と言えるだろう。質素で素朴な、生活の知恵が詰まったセリフ、愛情と物質的価値観がドッキングした結婚観、恋愛・結婚プロセスのスピード化・プログラム化など、全ての要素が、社会で注目されているもので、各自が心の奥底に持っている欲求とマッチしている。作者は、現代に生きる誰もが持つ感情と現実の核心に触れ、誠意溢れる手法でストーリーを展開している。

 一つの作品が大ヒットしたというだけでは、ロー・バジェット映画が規模的に増え、市場で頭角を現したとはいえない。しかし、それはポジティブなシグナルを放っている。ロー・バジェット映画から誠意ある作品がどうやって生まれ、「地に足がついている感じ」が作品にどうやって備わるのか。文化作品は、どのような面で作品自身の質を高めるべきなのか。「失恋33日」は、完璧ではないゆえに、我々に熟考の機会を与えてくれた。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年11月17日

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