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増え続ける北京の「剰女」、その理由は?

 中国で2010年に実施された国勢調査の統計データによると、北京に住む28歳以上の未婚女性は計500万人に達した。彼女らは、中国では「剰女(余った女=行き遅れ)」と呼ばれている。「剰女」は皆、高等教育を受け、経済的に独立しており、個人的な問題やその他もろもろの事情で、結婚しない状態が続いている。米メディアの報道を引用し、人民網が20日付で伝えた。

 「剰女」の親世代の多くは、20歳代で結婚した。両親世代の考え方では、仕事にのめりこみ過ぎる我が娘を理解できない。張暁菲さんの娘さんは、某IT企業で働く未婚の29歳。張さんは、今できるだけ多くの男性と知り合っておかなければ、このまま一生結婚できなくなるのではと心配している。彼女は「娘の生活のほぼ全てが仕事で占領されおり、結婚して子供を産むなどという気持ちは毛頭ありません」とこぼしている。

 北京に住む黄桂普さんはすでに定年退職して家にいる。黄さんは、29歳になる娘の黄菲さんに、最近2年で30回以上もお見合いをさせた。しかし、娘が気に入るような男性は一人として現れなかったと落胆した面持ちで話した。

 北京の男性の立場から言えば、「剰女」との結婚は、決して最良の選択ではない。 北京に住むエリートサラリーマンの李暁明さん(32)は、生涯を共にするパートナーについて、多くの選択肢があると考えている。李さんは「なぜわざわざ『剰女』を相手に選ばなければならないのですか?女性が33歳で独身なら、その女性は自分の問題点を自ら探す必要がありそうですね」と話した。確かに、李さんと同様、家庭を重んじ、子供や年寄りの面倒を良く見る女性を結婚相手に望み、家庭より仕事のことが大切で、仕事に没頭するような妻は御免だという男性が圧倒的多数を占めるだろう。

 北京師範大学社会学部の蕭索維教授は、中国における結婚や家庭関係を研究している。教授によると、中国では、伝統的な家庭観が今もなお根強く残っているという。親は、子供が20歳を過ぎると、あれこれ思い悩み始める。30歳前の娘に結婚する気配がなければ、このままずっと嫁に行かないのではと心配し、娘が家庭生活という幸せを得られないのではと心を痛める。

 蕭教授は、中国では、両親に対する子供の尊敬度は極めて高いとも指摘した。子供は、自分が成人になっても、両親からの批判や意見には耳を傾けなければならないと思っている。「剰女」の両親に対する関心も極めて高く、「結婚しなさい。でないと一生もらい手がなくなるよ。28歳になってもまだ嫁いでいなかったら、行き遅れだからね」といった類の両親の意見は、彼女らにとって何よりも大事だ。このような言葉を親から聞かされた剰女が受ける圧力は、どれほど大きいものかは想像に難くない。蕭教授は、「剰女が結婚しないのは、相手に求める物質的条件が厳しすぎるからだという指摘は正しくない。彼女らは、自分が生涯を共に過ごすに値する運命の相手との巡り合いを、切実な気持ちで待ち焦がれているのだ」と語った。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年11月21日

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