働き過ぎる中国人 「家に仕事を持ち帰る」3割
中国の勤め人の「超過勤務」は、世界平均レベルよりはるかに多い。世界各国でサービスオフィスを提供する著名プロバイダのリージャス・グループがこのほど、労働時間に関するグローバル調査の結果を発表した。これによると、中国の勤め人の約3分の1が「毎日の労働時間は8時間以上」と、世界平均レベルを大きく上回り、約30%が「帰宅後も持ち帰った仕事をしなければならない」と答えた。法制晩報が伝えた。
先進諸国の経済回復はここ数年、遅々として進んでいない。一方、新興諸国の経済は急成長を続け、新興国の勤め人に長時間労働を強いる結果となった。
調査によると、「毎日9時間から11時間働く」と答えた中国人は27%と、世界全体の38%を占めた。「毎日11時間以上働く」は5%。また「週3日以上、仕事を自宅に持ち帰る」は29%と、世界全体の43%を占めた。この割合は、中小企業に勤める人(33%)が、大企業の従業員(22%)を上回った。
リージャス東アジア地区ゼネラルマネジャーであるハンス・レイテン氏は「勤め人にとって、仕事と家との境界線がますます曖昧になってきている。中国の大都市で働くサラリーマンの60%以上は、働き過ぎが原因でさまざまな病気になるリスクを抱えている」と話す。
このほか、世界的に見て、中小企業に勤める人は大企業に勤める人より、仕事で拘束される時間がより長いことが、今回の調査で明らかになった。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年11月22日