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中国の「男親友」ブーム、男女関係の変化を反映

 親戚でもなく、家族でもなく、男女の間柄でもないが、一緒に泣き、一緒に笑い、話に耳を傾けてくれ、肩を貸してくれ、心から慰めてくれる男性がいる。彼らは、女性にとって恋人でも単なる友人でもない、「男親友(中国語:男閨蜜)」だ。「男親友」は、多元化する現代中国社会で新しく誕生した男性群だ。

 米国の人気テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」、中国の人気ドラマ「男人幇」、絶賛上映中の「失恋33日」など、心を通い合わせる「男親友」がスクリーンで活躍し、女心をくすぐっている。

 あるネットユーザは、「男親友」の特徴を次のように説明している。

 「男親友は夫でもないのに、誰よりもよく理解してくれる。甘えたり、とりとめのない冗談を交わしたり、羽目をはずしてふざけ合ったりすることができる。彼に抱きついて気が済むまで泣き叫び、涙や鼻水が滴っても気にならない。苦しみや悲しみを分かち合い、ずっといつまでも見守っていてくれる」

 「閨蜜」とはもともと、女の子同士の間で使われる言葉だった。「閨(寝室)の中の蜜友(親友)」といえば、まるで「きらきらと眩しい太陽が心の底を照らす」といった、甘い香り漂う温かなイメージを連想する。また、「世界中の男性があなたを身捨てたとしても、閨蜜があなたをそっと抱きかかえてくれる」といった、優しさのシンボルでもある。

 しかし、新しく誕生した「男親友(男閨蜜)」は、人々がそれまで持っていた「閨蜜」のイメージを完全に覆した。男性も、女性の「寝室の中の親友」と成り得るのだろうか?ある調査によると、約80%の女性が、自分には「男親友」がいると答えた。

 オンライン調査の質問「男親友にピッタリな男性のイメージは?」に対し、「男親友」に共通する特徴として、「優しい、繊細、機転がきく」が挙げられた。

 数年前にブームになった「紅顔知己(女性の親友)」や「藍顔知己(男性の親友)」から、最新の「男閨蜜」まで、人間関係において女性が主体的な立場に立っている現実が、ますます顕著に表れている。

 江西社会科学院の王明美研究員は「学歴が高くなり、平等意識に目覚めた中国女性の地位は、次第に向上している。彼女らはもはや、自分自身が男性の付属物だとは思っておらず、個人の努力を通して経済的に独立し、社会において自分自身の価値を実現することを夢見ている」と指摘した。

 王研究員はまた、「女性は、経済的な独立を手に入れると、精神的にも独立する。『男親友』ブームは、決して不思議な現象ではない。このブームは、現代社会において男と女の両性関係に微妙な変化が発生したことを示しており、ひとつの進歩といえよう」と続けた。

 心理学専門家は「異性の友人は、ノーマルな人間関係のひとつだ。『男親友』ブームは、男性に対する女性の信頼度が高まった結果といえよう。男性と女性とでは、物事に対する捉え方が異なる。男性の抽象化能力は女性より優れており、問題を理性的に分析し、思考することに長けている。『男親友』のような異性関係によって、男女それぞれに欠けている面を互いに補うことが可能となる」との見方を示した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年11月22日

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