北京の大学生も自動車ナンバー抽選に参加OK 北京
北京市が、市内の交通渋滞緩和のために実施している自動車のナンバープレート発給の抽選が26日に行われる。取材では多くの大学生も抽選に参加することが明らかになった。北京の夕刊紙「北京晩報」が報じた。
宋玉(仮名)さんは北京市内のある大学の大学院生で来年卒業予定。宋さんは3カ月前に「北京市乗用車指標抑制管理情報システム」に必要な資料を提出し、審査に合格。「卒業後、北京の戸籍がなければ、5年間働かなければ抽選に参加できないので、資格のある今のうちに申し込んでおく」と語る。
乗用車指標申請所の海淀区対外弁公窓口のスタッフは取材に対して、「現在の政策では、北京の戸籍のほか、北京市公安機関の身分証、自動車免許があれば抽選に申し込める。大学生の集団戸籍も北京戸籍と数える」と説明。
やはり今回の抽選に申し込む予定という北京大学の于さんは「抽選に当たる確率は低いけど、望みはある」と話す。于さんも来年卒業する予定で、インターネット関連の会社に就職が決まっており、ある程度の収入が見込めるという。于さんは取材に対して、「今の当選率からすれば、当選には2年かかると思う。その時には車が買えるくらいのお金が貯まっているはず」と胸をふくらます。
北京市乗用車指標抑制管理事務所の情報によると、11月8日24時の時点で、個人の申し込みが79万6100件に上っている。同所のスタッフによると9月以降、「集団戸籍で抽選に参加できるのか」という大学生からの問い合わせが多かったという。(編集KN)
「人民網日本語版」 2011年11月23日