2011年12月14日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:20 Dec 14 2011

中国 今後の経済発展の鍵は「スロー」か

 中国は過去30年の間に、経済発展において奇跡とも言える歴史を刻んだ。しかし、その急速で輝かしい発展の陰で、ひっそりと潜む田舎の町が今、スローライフを求める人の間で大人気となっている。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。

 経済の発達した長江デルタに位置する江蘇省の省都・南京市に、この辺りで最も裕福な村を抱える街、高淳県がある。同県委員会の呉書記は最近、管轄地域全体を「スローシティ」とする構想やスローライフのメリットを地元のテレビなどでたびたび力説し、話題となっている。何かと言えばいつも「国内総生産」(GDP)を口にしている政治家からしてみれば、呉衛国書記は「宇宙人」のような存在だろう。

 同県には、総面積150平方キロ、総人口わずか6万人の静かな村里・椏渓鎮がある。同地には6つの村を含む面積49平方キロの生態観光エリア(人口2万人弱)があり昨年4月、「国際スローシティ連盟」(Cittaslow International HQ)から、中国初の「国際スローシティ」に認定された。認定を受けるまで、この村里を知る人はほとんどいなかった。

 前出連盟の公式サイトのデータによると、「国際スローシティ」に認定されている街は現在、世界の24カ国に147カ所ある。中国雲南省と安徽省のいくつかの村里も現在申請中だ。

 過去において、「スロー」という言葉は中国の地方の政治家にとってタブーのようなもので、彼らは専らGDP成長に躍起になっていた。ところが中国は現在、世界経済が低迷しているのを背景に、経済構造調整と経済成長維持のバランスを取る道を模索しており、もしかするとこの先、椏渓鎮は持続した発展を遂げるモデルケースとなるかもしれない。

[1] [2]

関連記事
  評 論      プレスリリース
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古