各サイトの顧客情報流出事件について関連部門が報告
中国国家インターネット情報弁公室が10日に明らかにしたところによると、一部のメディアおよびネットを通じて報じられた、各サイトの顧客情報流出事件について、インターネット管理部門が警戒を強めている。公安機関によってすでに事実関係が明らかにされており、違法者は法に基づき厳罰に処される。新華社が報じた。
同弁公室の報道官によると、このほど調査で明らかになった情報流出事件は、主に以下の4件である。
1、中国最大の開発者コミュニティ「CSDN」、大手コミュニティサイト「天涯」へのハッカー攻撃。同2サイトは2009年以前にハッカー攻撃にあい、顧客データが流出したことがあるが、このほど再びハッカー攻撃を受けた。ハンドルネーム「臭小子」の許某(19歳男性、無職)は人目を引くために、昨年12月4日に烏雲網(コンピュータの安全問題に関する情報交換サイト)で「CSDN等のサイトのパスワードが流出した」と称し、流出データの一覧表を公開した。許某は公安機関より、訓戒処分済み。公安機関は同2サイトへのハッカー攻撃について、原因を調査中だ。
2、中国B2C最大手「京東商城」のハッカー攻撃に関する噂。調査によると、同サイトはハッカー攻撃を受けたが、データ流出は確認されなかった。ハンドルネーム「我心飛翔」の要容疑者(35歳男性、陝西省咸陽市の某製薬工場職員)は、2011年4月に同サイトに脆弱性が存在することを知り、同年の12月29日に烏雲網で「同サイトの脆弱性を突き止めた」と称し、同サイトを脅迫し270万元(約3240万円)の支払いを求めた。同サイトは支払いに応じず、同容疑者も関連データを盗み、流出させることはなかった。同容疑者は脅迫の罪に問われており、現在は法に基づき拘留されている。