日本の被災3県への渡航自粛警告を解除 香港
香港特別行政区政府(特区政府)は16日、日本への渡航に関する警告レベルについて、宮城・茨城・岩手3県に出していた赤警告(渡航自粛)を解除した。しかし、福島県については、赤警告を維持している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
特区政府報道官によると、東日本大震災による地震・津波被害の最新情況について検討評価した上で、特区政府保安局は、渡航に関する警告レベルを引き下げることを決定したという。担当官は、日本への渡航を計画している香港市民に対し、やむを得ない事情が無い限り、福島県を訪れることは避け、特に福島第一原発から半径20キロメートル圏内と日本政府が定めた計画的避難区域内には立ち入らないよう呼びかけた。
保安局は今後も被災地の最新情報に注意を向け、新たな情報が入れば、メディアや保安局海外渡航情報サイトを通じて公表するとしている。
香港特区政府の海外渡航警告レベルは、低い順から、黄色・赤色・黒色の3つに分かれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年1月17日