北京 渋滞緩和に向け車番末尾による交通規制継続へ
北京市交通委員会は18日、北京五輪開催前から実施してきた車番末尾による交通規制を4月11日以降も継続して実施することを明らかにした。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。
市政府事務局がこのほど公布した交通規制方案によると、北京市は今年、車番末尾による交通規制を継続するほか、公共の駐車設備などの建設を進め、公共交通機関の利用割合が44%に達するよう推進し、中心市街地の交通渋滞指数が中度(6-8)、深刻(8-10)とならず、全て軽度(4-6)以下となるよう確保する。
▽車番末尾による交通規制継続へ
車番末尾による交通規制が4月10日で期限を迎えるにあたり、前出委員会の責任者はこのほど、「この規制が引き続き実施されるかは、遅くても3月末に社会に公表される」とし、「同規制により北京市の交通渋滞は大きく緩和された」とその効果を強調。「平日は毎日2つの末尾番号が規制対象となり、機動車(自動車、二輪車、そのほか電動車など原動機付き車両全般を含む)20%の市内への進入が抑制された。実施状況もスムーズで、多くの市民が規制を順守している」と指摘した。
今年の北京市両会期間、北京市交通発展研究センターの郭継?孚主任は取材に対し、「北京の交通発展は決して思わしい状況ではない。これは交通の需要が経済成長の速度よりも早く増加しており、許容能力をオーバーしてしまった結果」と指摘。「短期的に見れば、車番末尾による交通規制は継続しなければならない」としたものの、「車番末尾の偶数と奇数にわけて交通規制を実施しなければならないほど悪化してはいない」とした。