大連の地下鉄工事現場で火災・爆発 破片がビル10階の高さに
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19日午後2時ごろ、大連市第四十八中学の北側にある地下鉄の工事現場から出火、瞬く間に火の勢いが広がり、煙が周囲に蔓延、炎の高さは一時10メートルにまで達した。消防車が駆け付けた時には、すでに工事現場の3分の2が焼け、原因不明の爆発も発生。破片が周囲に散乱した。負傷者などはいない模様。消防などは今後、火元の特定などの調査を急ぐ方針だ。
目撃者によると当時、火の勢いが強く、爆発音も聞こえたという。火災発生当時、現場の作業員がいなかったことが不幸中の幸いだった。現場には、消防車14台が駆け付け、数十人の消防隊が消火活動を展開。午後3時ごろには、火の勢いが収まった。ただ、この火災で、3階建てのプレハブ小屋が全焼した。
消防の消火活動中は、現場付近の道路が封鎖され、公共バスも一時運行停止や迂回を余儀なくされた。その後、午後3時半には通常の運行に回復した。
大連の地下鉄工事では、2日前にも2階建ての建物の計約2百平方メートルが全焼する火事が起きたばかりで、事故が相次いでいる。同火災では、現場の焼け跡から高さ1メートルほどの液化ガスボンベ2本が押収された。消防などは、電気の火花などが原因とみて調べを進めている。中国では23日に最大の祭典「春節」(旧正月)を迎えることもあり、インターネット上では、事故発生を抑制し、気持ちよく新年を迎えることを願う声が多く寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年1月20日