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震災後の日本化粧品業界、「口紅効果」で販売好調

写真は口紅を宣伝する歌手のICONIQ

 昨年の東日本大震災、それに伴う津波と放射能汚染などにより、日本人の心が深手を負った。驚くべきことに、震災後の復興が最も早かったのは、化粧品の販売だ。文化と科学の見地から美容を研究するカネボウ美容研究所がこのほど発表したレポートによると、震災後の女性が化粧に対して安らぎと元気を求めているという。これはいわゆる「口紅効果」である。光明日報が報じた。

 1930年代に米国経済が大不況に見舞われると、米国の口紅の販売量が増加した。高級品を購入する経済力がないため、人々は安価な非生活必需品を購入し、心理的な欲求を満たした。これが「口紅効果」の由来である。大不況の際、米国の工業生産高が半減したが、化粧品の売り上げは増加するばかりだった。9月11日に発生した同時多発テロ後も、口紅の販売量が増加した。

 大地震および放射能汚染が始まった頃、東北地方の化粧品売り上げは一時、大幅に減少した。しかし震災からわずか2週間で、被災地の化粧品売り上げ状況が改善され始め、2ヶ月後には震災前の水準に戻った。うち売れ行きが最も好調だったのは口紅だ。これは決して偶然ではなく、1995年の阪神淡路大震災の発生後も、口紅の販売が好調だった。

 カネボウ美容研究所は、「日本人女性にとって、化粧は生活に欠かすことのできない要素である。化粧は自らを飾る手段であると同時に、その人の品格を示すものだ」とまとめた。化粧は人間関係の構築の上で、重要な役割を果たす。手間のかかるアイシャドウやマスカラと比較して、口紅やフェイスパウダーは女性の柔らかでいきいきとした表情を容易に表現できる。鏡に向かいサッと描くだけで、表情がパッと華やぎ、気持ちも上向く。これは震災後の東北地方の女性が、口紅を優先的に購入した理由の一つだろう。

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