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中国、「なぞなぞ」じみた国語試験に批判集中 専門家「授業が単純化」

 「ミツバチ、小鳥、ウサギ、パンダのうち、1種類だけ他と異なっている動物がいます。どれでしょう?」。これは、上海のある小学校1年生の国語のテストの問題だ。答えはんなんと「パンダ」で、その理由は「パンダだけ動物園の飼育が必要だから」だとか…。この「なぞなぞ」じみた問題が今、論議を呼んでいる。上海の共産党地方委員会機関紙「解放日報」が報じた。

 ▽専門家「おおざっぱすぎる」

 「同済大学」(上海)の文化批評研究所の朱大可教授は21日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」に、この問題に対する厳しい意見を投稿。朱教授は取材に対して、「これは友人の子供の学校で出された問題。見てびっくりした」とし、その理由について、「今の国語の授業は単純化され非常におおざっぱになっている」と指摘。「もしこの問題が選択問題ではなく、子供たちに自分で選ばせて、その理由を書かせ、答えが道理にかない、常識的なものなら、正解にするというならまだしも…」と述べた。

 「答えはミツバチだと思った。ミツバチだけお尻に針があるから」と語るのは、6年生の子供を持ち、中国の文学誌「収穫」副編集審定者を務める葉開・中国現代文学博士。「このような問題が今、氾濫している」と指摘する葉博士は、「娘の学校でも以前に、『三国時代で最も知恵があるのは誰?』という問題があった。ちょうど、漢末・三国時代を舞台とする時代小説『三国演義』のイラスト版を読んだばかりだった娘の答えは『ホウ統(ホウ=まだれに龍)』と『孔明』(諸葛亮<しょかつりょう>の字<あざな>)だった」。「娘も『三国演義』を呼んで理解できたんだと思って、とてもうれしかった」という。ところが、教師はなんと大きなバツ印を。その理由は、本名「諸葛亮」ではないから。

 ▽教師、自由な発想と試験対策の狭間で悩む

 このように教師のテストへの取り組み方が問われていることに関して、上海市内の小学校で1年生の担任をしている賀さんは「この問題には確かに問題がある。出題した教師自身、試験の本当の意味を理解しておらず、情けない」とし、「自分だったら、こんな問題は出さない」と指摘。一方、中学校で国語を教えている徐さんは「授業では自由な発想で回答するよう生徒らを励ましているが、試験対策となると、個人の意見を書いても不正解になるものがある」とし、「自由な発想と試験対策の兼ね合いをいかに取るかが国語教育に携わる教師の悩み」と語った。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年2月24日

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