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東北のお酒も風評被害 酒造業者、展示会に活路

 東北地方は日本酒の名産地であるが、東日本大震災に伴う原発事故の影響をもろに受け、多くの酒造業者が経営困難に陥った。それでも、各業者とも何とか経営を立て直そうと、さまざまな展覧会や「日本酒を飲んで東北を盛り上げよう」などのイベントを展開している。一方、失業してしまった女性たちも小さな工芸品を手作業で仕上げることに活路を見出し、世界各地のネットユーザが称賛の声を上げている。信息時報が報じた。

 ▽酒造業者、生き残りをかけ各地で展示・即売会
  
 仙台駅構内に入ると、「福島」や「宮城」などと書かれたお酒の展示・即売店を目にする。展示・販売されているお酒はすべて岩手や山形、宮城、福島など東北の被災地が産地。東北地方は地震と原発事故のダブルパンチを受け、日本酒などのお酒の名産地である同地の酒造業者も大きな打撃を受けた。そこで、各代理店やメーカーは、お酒の販売促進に自発的に乗り出しているのだ。

 現場で焼酎を販売していた50過ぎの男性が試飲するように、熱心に招いてくれた。店の看板には、同店で売られているお酒は福島産と書かれていた。男性は終始微笑みながら、自身のメーカーが作ったお酒がどんなにおいしいか、自信たっぷりに紹介してくれ、放射能の風評を懸念してその価値を下げることは決してしなかった。

 多くの人が行き来する仙台駅では、「福島」や「宮城」と書かれた店は多くの旅客の目にとまり、東北復興に一役買おうと足を止めて購入していく人も多い。「買って帰っても飲まないという人もいる。でもそういう人も購入することで被災地を応援してくれている」とある店主。

 今回の展示・即売会には酒造業者18社が参加し、ほとんどが東北ブランド。価格は1200-1800円ほどと手ごろなものばかり。

 展示・即売会に参加しているメーカーの多くが100年以上の歴史を持つ老舗。ある岩手の酒造業者の浅田重秋社長は取材に対して、「うちは80年以上の歴史がある。代々伝わってきたもので、今でも昔と同じ方法でお酒を醸造している」とし、「このようなイベントを通じて、当社の伝統的な焼酎をもっと多くの消費者に知ってもらいたい」と語った。

 お酒の展示・即売会の隣ではさらに、食品展示・即売会も開催されていた。ここで売られている食品も福島などの被災地産のものだ。「杜の國」という食品会社も、自社製品であるカキのオイル漬けやフカヒレ、チリメンなどを並べ、通りかかる人すべてに熱心に試食を勧めていた。

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