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車内の空気品質に関する新基準が発表、法的強制力はなし

 中国環境保護部は中国国家質量監督検験検疫総局と共同で、「乗用車内の空気品質評価ガイド」を発表した。3月1日より正式に実施する。同ガイドは車内の主な空気汚染物の濃度に対して厳格な規定を設けた。これは車内の空気品質について、明確な参考基準が定められたことを意味する。千龍網が報じた。

 情報によると、車内の空気汚染の原因は主に以下の3つである。1、新車内の各種部品(シート、保温材料、メーター等)。2、車内の内装に用いられる材料(プラスチック、繊維、革、ゴム等)。3、生産の過程で使用されたシンナー、接着剤、塗料等。これらから発生する有毒ガスの多くには、高い発がん性物質が含まれており、腎臓、肝臓、呼吸器系、血液生成器官、免疫機能等に深刻な影響をもたらし、消費者の安全を常に脅かしうる。

 人々の生活レベルの向上に伴い、自動車所有率が高まり、車内の空気品質が身近な問題となっている。中国において、車内の空気汚染による各種中毒事件および紛争が増加している。専門家は、「車内の空気汚染の危険性は、PM2.5を大きく上回る」と指摘した。

 これらの現状に対して、同ガイドは車内の空気に含まれる8種の揮発性有機化合物(ベンゼン、トルエン、ジメチルベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、ホルムアルデヒド、アルデヒド、アクロレイン)の濃度に上限を定めた。同ガイドはまた、濃度検査の実施についても、「車内揮発性有機化合物とアルデヒド・ケトン類物質サンプリング測定方法」が定める環境下で実施するよう定めた。検査の際、検査対象車両は静止状態とし、ドアや窓を密閉し、エンジンやエアコン等の設備をオフにする。同ガイドは中国初の車内の空気品質に関する基準であり、車内空気の検査に役立てられる。

 専門家は、「消費者が購入した乗用車の車内関連指標が同ガイドの基準に達しなかった場合、製品に欠陥が存在し、不合格であることを意味する。消費者は同ガイドにより権利を主張し、製品の交換や修理を要求できる」と述べた。

 しかし同ガイドはメーカー側にとっては参考に過ぎず、法的強制力はない。また同基準の実施には、車内の空気品質を検査する権威ある認証機関が存在しないという、さらに大きな現実的問題がある。同ガイドが実質的な効果を得るかについては、今後の動向を見守る必要がある。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年3月1日

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