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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:09:45 Mar 16 2012

「富二代」の8割、「親の事業を継ぎたくない」

 中国のファミリー企業は軒並み、今後10年で二代目世代に交代する時期を迎える。「富二代(1億元以上の財産を相続する民営企業創業者の子女)」のうち、自ら希望して親の事業を引き継ぐ意思はなく、「父の世代が味わった苦労や孤立無援状態を受け継ぐのはご免だ」と思っている人は82%に上ることが明らかになった。専門家は、「ファミリー企業の後継者問題は、中国社会の今後の発展や興隆と関わる重視すべき問題だ」と警告している。人民網が伝えた。

 上海交通大学管理学院の余明陽教授チームは、業界別で業績トップ3に入る国内ファミリー企業計182社に対する調査を実施、このうち典型的な中国ファミリー企業54社の後継者に関する状況について分析を行った。この結果、調査対象企業のほとんどは、改革開放時代の初期に設立されたファミリー企業で、創業者の平均年齢は52歳、今後10年以内に「後継者」との引き継ぎが行われる予定であることが判明した。しかし、自ら「社長2代目」になることを望んでいる後継者はわずか18%、残り82%は、親の会社を継ぐことに及び腰で、国内大学生の多くが公務員試験に熱中するのと同様、「官僚になる」ことを希望する「富二代」もいる。

 余教授はこれについて、「中国民営企業の後継者の多くは、海外に留学した経験があるか、国内有名大学を卒業している。彼らは広い視野を持ち、企業トップにふさわしい特性を備えている。しかし、『富二代』は、『草の根』の父親世代とは違い、最前線の生産・マーケティングさらには工場建設、商品運搬、営業販売など一連の業務を現場で経験することがない。大学を卒業して親の会社に入るとすぐにトップ管理層に就任するか、一般公務員から親の会社に転職してくる。企業において二代目の身分は特殊であり、非常に大きなプレッシャーあるいや辛い思いや苦しみを経験することはない」と分析した。創業者であった父が仕事で多忙だったことから、二代目は成長過程で父親と接することは極めて少なく、彼らの多くは、かなり特殊な生活環境の中で育ったといえる。このため、かなり強烈な個性を身に付け、父親そっくりまたは正反対の性格になる場合が多い。父親世代が創業時、兄弟や補佐役と苦労を分かち合ったのと異なり、後継者の多くが接するのは、楽しさだけを共有した友人達だ。二代目のほとんどは、1970年代もしくは1980年代生まれとインターネット世代だ。彼ら新人類は、心の底では非常に孤独であり、自主性・感受性が極めて大きいといった特徴を備えている。「バーチャル経済」に熱を上げ、インターネット、電子商取引、利潤モデル、VC(ベンチャー投資)やPE(プライベートエクイティ)などの投資方式に対して強く興味を抱いているが、実業、コストダウン、細分化管理の分野にはほとんど興味がない。

 「富二代」は、親の事業を継ぎたがらない。厳しく、ケチで、事の大小を区別せず、独りよがりな父親世代について、多くの不満を抱く二代目。伝統的産業にはほとんど興味が無い二代目。悠々自適なぜいたく生活に慣れており、節約するなど思いもつかない二代目。海外生活が長く、国内生活で逆カルチャーショックを経験する二代目。彼らの多くは、仕方なく後を継ぐことになる。その上、後継者になった後、父親や創業当時からの古株社員との衝突が目立つ。

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