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上海で初の男子高校設立へ

 社会問題化する「ボーイクライシス」に対応し、男子生徒を取り巻く教育環境を変えるべく、華東師範大学と上海黄浦区はこのほど、男子高校の設立に向けた教育戦略協力枠組み協議を結んだ。広州日報が報じた。

 上海黄浦区教育局が22日に明らかにしたところによると、双方が確定した第1期プロジェクトの中には、「上海市第八男子中学(注:日本では高校に相当)運営に向けたフィージビリティスタディ」が含まれている。上海市第八中学は現在、「男子高校」への転換に向け主管部門に申請を提出しており、正式な認可を待っているところだという。

 ボーイクライシスとは、児童を取り巻く教育・文化環境などの社会的原因により、男子児童・生徒が学習障害や社会性の欠如に陥る現象を指す。ある調査報告によると、小学校から大学にかけ、多くの男子児童がこうした危機に陥っており、体質、心理、社会の適応性などの各方面で問題を抱えているという。

 上海市八中の盧起昇校長は取材に答え、「上海ではボーイクライシスが一種の社会現象と化している。男子校の設立はこの問題の解決に向けた試みであり、男子生徒に合わせた教学を通じて、独立心と創造性にあふれ、競争意欲と責任感を持ち、チームワークに長け、全面的に発展する『イートン型』の優秀な男子学生育成を目指す」としたほか、「学校では拳法、中国将棋、電子音楽などのクラスを開設する予定。これらのクラスを通じて学生の思考能力、論理力、アピール力、意志を養う」とした。

 教育学者の熊丙奇氏は男子校の設立について「学生には多くの選択肢を提供し、個性的な教育を施すべき。これは学生だけでなく、市民の教育全体に関わる問題だ。教育の目的とは、学生を立派な社会市民、つまり道徳感を持ち、法律を守り、自立心を持った人物に育て上げることだ。そのような教育は、詰め込み教育では絶対にないし、単一的な教育でもない。学生個々の人格を形成する教育であり、学生の個性と興味を伸ばす教育だ。このような教育があれば、今直面している『ボーイクライシス』は解決できるだろう」とする。

 上海社会科学院青少年研究所が2009年に行った「上海青少年発展指数研究」課題報告によると、「学校生活」、「家庭生活」、「社会生活」の3つの指標で、小中学生の女子生徒は男子生徒を大きく上回っていた。「身体発展指標」は男女が同水準であり、「心理的発展指標」は男子生徒が女子生徒を上回った。「総合発展指数」は男子生徒が64.53ポイント、女子生徒が64.94ポイントで、女子がやや男子を上回った。(編集SN)

「人民網日本語版」2012年3月23日

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