エイプリルフールネタ バドミントンが室外競技に変更?
3月31日はエイプリルフールの前日だが、世界バドミントン連盟(BWF)はどうやら待ちきれなくなってしまったようだ。BWFの公式サイトには31日、「バドミントン競技、2017年より室外競技に変更へ」と題するニュースが掲載され、ネットユーザーを驚かせた。しかし最後まで読めば、これがジョークであることが分かる。新華網が報じた。
BWFのサイトには次のようなニュースが掲載された。
「デービッド・キャメロン英国首相とロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長が今週、英ロンドンダウニング街10番地にある首相官邸の庭でバドミントンの試合を行った。BWFの関係者らはこの知らせを受け、『室外での競技こそが、バドミントンの将来の発展方向である』との見方で意見が一致した」。
「2017年より、BWFの承認を得るバドミントン競技は太陽の光の下で行う室外バドミントンのみとなる。多くの選手が2016年のリオデジャネイロ五輪に向けたトレーニングをすでに開始していることを鑑み、意見の衝突をできるだけ避けるべく、この戦略的プランを実行するのは2017年以降となる」--。
周知の通り、バドミントンは競技場に関して厳しい条件が求められており、風は厳禁だ。しかし、BWFはいかにももっともらしく、「スポンサーと競技開催地はすでにバドミントン競技を室外競技化することについて考慮し始めており、BWFスーパーシリーズの開催地である香港とインドの大会関係者はこの方針に賛同を示している」とした。
このニュースが発表されると、たちまち話題となった。あるミニブログでは、BWFのこの「おバカ」な決定に対する批判が集中した。
しかし、文章の全文をよく見てみると、これがジョークであることがすぐにわかる。文中に登場するBWFの役員の名前はRAY SUN(太陽光の意味)。文章の最後には4月1日に公式発表と書いてある。さらに、担当者の名前はAPRIL FUCHS(エイプリル フックス)で、エイプリルフールとそっくりの名前だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年4月1日