中国の教員 低賃金でも給料外収入は宇宙一?
4月7日付けの米アトランティック?マンスリー誌によると、世界28カ国を対象にした教員給与調査の結果、中国の教員給与はほぼ最低レベルだった。環球時報が報じた。
同調査は、各国の公立大学教員の初任給・平均給与・最高給与を購買力平価で換算し、ランク付けを行った。最高はカナダで、最低はアルメニア、米国は4位となり、中国は全28カ国中26位だった。購買力平価で換算すると、中国の大学新任教師の月給は259ドルで、エチオピアの864ドルを大きく下回っている。
このニュースは中国の微博(ミニブログ)上でも話題となり、1日あまりで36万件以上のコメントが寄せられた。「中国の教師は、給料は世界最低でも給料外収入は宇宙一」などと、中国の教師に同情を示さないコメントも多い。確かに、中国の一部の教師は賄賂を受け取る。これは子供の面倒を十分に見てもらうためためだ。しかし、教師が学生や保護者から課外補習費を受け取ることに賛成する人もいる。「給料と収入はイコールじゃない」とするコメントもあった。
このほか、米国の調査が不公平だという見方もある。同データは購買力平価で換算したものであり、これは米国の消費財価格指数に基づくものだ。調査では教員給与とその国の1人あたりGDPを考慮してはいるが、これは教師の労働報酬を全国平均収入と比較するためだ。「米国と中国の消費財価格は違う」といったコメントも寄せられた。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年4月12日