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嫌中ばかりだった日本の中国関連書籍に変化の兆し

 日本の書店に行くと、中国関連の書籍が所狭しと並んでいる。

 櫻井よしこ氏、加藤隆則氏、石平氏など、「嫌中」的な文章を頻繁に発表している人々は、自らの意見をまとめた書籍を絶えず出版している。書店で目立つのは「異形の大国 中国?彼らに心を許してはならない(櫻井よしこ著、新潮文庫)」の他、比較的新しいものでは「中国社会の見えない掟-潜規則とは何か(加藤隆則著、講談社現代新書)」といったところだろうか。 

 ありふれた話、あるいは中国の書籍からいくつかの逸話を選び、それに日々の見聞を少し加えればそれだけで1冊の本になる。

 特に、最も冷酷で手厳しい「嫌中」書籍を探したければ、日本に帰化した中国人で、中国を罵ることを専らの仕事としている石平氏などの本を読むのが良い。「私はなぜ中国を捨てたのか(石平著、2009年)」は今も書店で目にすることができるが、最近は目立つ場所に置かれなくなったようだ。

 嫌中論の流布は、国民の80%が中国に好感を抱いていないという今の日本の現状にも合致する。しかし、中日間の経済的往来は減ってはおらず、日本に行く中国人もますます増え、日本に定住する人も増えている。しかし、石平氏のように日本帰化を宣言し、さらに中国をうらんでいる人は少ない。

 日本人は落ち着いて、冷静に中国を見なければならない。

 最近書店で「そうだったのか! 中国(池上彰著)」、「それでも中国で儲けなければならない日本人へ(高澤真治著)」、「今、あなたが中国行きを命じられたら(高田拓著)」などの本を見かけた。「嫌中」は今や、中国関連書籍の唯一のテーマではなくなった。日本の読者は真の中国を知りたがっているし、中国を分析する方法を教えてくれる書籍を必要としているのだ。

 最近興味を持った本が2冊ある。1冊は「中国化する日本(與那覇潤著、文藝春秋)」、もう1冊は「中国版ツイッターウェイボーを攻略せよ!(山本達郎著、ワニブックスPLUS新書)」だ。

 筆者は愛知大学助教授の與那覇氏とは直接お会いしたことはないが、メールを通じて幾度も交流しており、同氏の「中国化」研究には注目してきた。與那覇氏は「日本は西洋化に成功したが、中国は成功しなかった」とする見方に批判的な態度を示している。

 與那覇氏は「日本のいわゆる西洋化は、実は東アジアに古くから存在していた『中国化』を実現したものだ。例えば天皇に政治権力を集中し、道徳的なイデオロギーに基づく正統性を強化する等は日本の近代史において重要な事柄だが、これらは実は中国の伝統社会における『皇帝』とほぼ違いはない」、「中国では早くに身分制を撤廃している。宋代にはすでに科挙を通じて官吏を採用するようになり、民衆は移動の自由、職業選択の自由を持っており、土地の売買も許可されていた。一方日本がこれらを実現したのは近代だ。日本が西洋化したと言うよりは、中国化したと言うほうが正しい」との見方を示す。

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