中国・浙江大学玉泉キャンパス(=浙江省杭州市)内の留学生食堂といえば、杭州市民で知らない人はいないほど有名だ。ここのメニューが学内イントラネット「cc98」に掲載され、ネット上で話題の的となっている。日本人留学生の箱崎勇人さんが作ったこのメニューがネット上に初めて掲載した日、クリック数は8千回を上回った。地元ニュースサイト浙江在線が報じた。
▽メニューの全料理の実物を撮影、おすすめを中国人向け/外国人向けに分類
メニューに書かれた料理名の筆跡を見ると、まるで字を習い始めたばかりの小学生の筆跡のようだ。もっとも、なめらかではないものの、きちんとていねいに書いてある。全ての料理名と材料が、中国語(漢字)と英語で併記されており、漢字には発音を表記する「ピンイン」まで付いている。メニューは、料理の種類によって、「ご飯もの」「鍋もの」「スープ」「野菜料理」「魚料理」「肉料理」の6つにラベルで分類されており、ラベルで引くとすぐに料理が探せる。さらに特記すべきは、メニューの料理は全部、本物の料理を撮影したもので、いかなる修正も行われていない「真実の姿」が掲載されていることだ。
どんなメニューにも、「おすすめ料理」が必ずある。このメニューも.例外ではないが、普通のメニューと違うのは、「留学生に評判の良い料理」と「中国人なら誰しも大好きな料理」の2部で構成されている点だ。
メニューを作った留学生の箱崎勇人さんは、東京出身。今年4年生に進級した箱崎さんは、国際政治・歴史を専攻している。彼は昨年9月、交換留学生として浙江大学にやって来た。昨年の学内共通語弁論大会では、優勝の栄冠を手にしただけではなく、最高人気賞も獲得し、彼はあっという間に学内の有名人になった。
[1] [2]