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米国務省、孔子学院教師の滞米ビザを無効に

 米国務省は17日、米国が発給しているJ-1ビザを所持し米国内の孔子学院で教鞭をとる中国人教師は、6月30日までに出国しなければならない旨を明らかにした。米国側は、同ビザの有効性はもはや継続されず、本人が米国に再入国を希望する場合は、中国で適切な交流プロジェクトに基づきビザを改めて申請する必要があると示した。この措置に対し、米国各界はあまねく、驚きと戸惑いの色を隠せない。米国の高等教育専門誌「Chronicle of Higher Education(電子版)」21日付紙面には、「今回の措置は、孔子学院の教育活動を混乱させるものだ」と指摘する内容の記事が掲載された。人民日報が伝えた。

 中国の国家対外漢語教学指導小組弁公室(国家漢弁)と孔子学院本部の担当者は20日、孔子学園が設置されている米国各大学の学長宛てに書信を送り、「中国は米国の法律法規を尊重しているが、米国側の決定により、ボランティア教師の意思が志半ばにして断ちきられるという残念な結果がもたらされることは望まない。さらに、米国で日々発展している中国語カリキュラムも、教師不在のため中断され、学校と学生は大きな損失を被ることになる」と訴えた。

 孔子学院本部担当者は23日、「Chronicle of Higher Education」記者に書信を送り、米国務省が孔子学院の米国内での資格認証を審査していることに大きく注目していると伝えた。「今回の米政府の決定が、米国の大学と国家漢弁による孔子学院の共同運営合意にどのような影響を及ぼすかに、高い感心を寄せている」。

 ▽一方的「禁止」措置に社会は困惑

 J-1ビザは非移民ビザで、米国務省が認可した「交流プログラム」に参加するために渡米する各種外国人に発給される。米国政府は今年初め、J-1ビザ所持者に対する調査を実施したという。

 米国政府が孔子学院に対し、いわゆる「認証」を申請するように要求していることが、最も不可解な点だ。17日に発表された声明文では、「国務省は現在、孔子学院の学問的資質を審査している。孔子学院は、米国の認証を申請しなければならず、認証を得て初めて、米国大学内で教育活動を展開することができる」とある。米国は、初期審査により、「孔子学院が米国から認証を受けていることを証明できるものはない」と結論づけているなぜ米国政府に認証が必要なのかについては、既存の関連基準に合致した教育が確実に行われるためだという。

 消息筋は、「孔子学院は単位が認定されず、学位授与もしていない。つまり、孔子学院には認証を受ける条件が備わっていない。一方、米国関連部門はこれまでに、孔子学園に対して認証について具体的な働きかけをしたことはない」と話す。他国の状況を見ると、独ゲーテ学院や仏アリアンス・フランセ?ズの米国校はいずれも、米国政府の認証を得る必要はない。米国初の孔子学院・メリーランド大学孔子学院とジョージ・メイソン大学孔子学院の担当者はいずれも、米国政府の新たな措置に困惑しており、「認証」をめぐり、協議と意思疎通を進めていると語った。

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