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「華流」が日本経済の救世主 東京に住む中国人が震災前の水準に (3)

 ▽百貨店、外国人観光客向けの売り上げが4倍増

 近年、経営不振が続いている日本の百貨店にとっても、中国人観光客向けの売り上げが増加していることで、回復の兆しを見せており、中国人はいわば救世主のような存在になっている。

 日本百貨店協会(JDSA)が5月18日に発表した4月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象86社・249店舗)の売上総額は前年同月比1.3%増の約4799億円となり、2カ月連続で昨年を上回った。また2007年の1、2月以来初の2カ月連続のプラスでもあった。その主な要因は外国人観光客が増加し、高級腕時計などのぜいたく品の売り上げが好調を維持しているからである。特に外国人観光客向けの免税品の売り上げが前年の同期に比べて約4倍に達しており、地震発生前の2010年4月を4%上回る結果となった。

 JDSA が5月14日に発表した4月の訪日外国人観光客の売上高・来店動向によると、外国人観光客招致会委員店・43店での免税手続き売上高は前年同期比89.1%増の25億0018万円に達した。1店当たり平均約5814万円を売り上げた計算になり、こちらも前年同期比404.1%増と劇的な伸びを見せた。購買客数は638.8%増の3万2098人、1店舗平均は746人で、一人当たりの客単価は7万7892円だった。注目に値するのが、百貨店で消費した外国人観光客のうち、中国大陸部や香港、台湾から来た観光客がほとんどで、大陸部に関しては約7割を占めていることだ。

 大手百貨店・高島屋(本社・大阪)では中国の春節休暇に合わせて今年1月下旬より、中国人客の集客のてこ入れを実施。中国の訪日観光客向けサイトに店舗情報などを掲載したり、日本観光を好む人に人気がある現地のブログにも商品情報などが書き込まれるようにしたりした。高額品の購入に積極的な中国人観光客は今後も増加が見込まれるため、情報発信に本腰を入れて百貨店間の集客競争を勝ち抜きたい考えだ。

 そのほか、高島屋は買い上げ金額が多い大口顧客には直接、販売促進メールの送信も始めた。具体的に言うと、買い物時にメールアドレスを聞いておき、高島屋の基幹5店で扱う化粧品や衣料品ブランドなどの販売員が各顧客の買い物の特徴を分析。高島屋が文面を業者に翻訳してもらい、顧客に合った新商品情報や季節の挨拶などを送信して囲い込むのだ

 中国などの外国人顧客は東日本大震災をきっかけに大幅に減少したものの、昨年の年末から観光客数は回復を始めた。それで売上高の点で、高島屋は本年度、各店とも前の期に比べると金額で3-4割増加し、来期以降も増加基調が続くとみている。そのため、店内の中国語の案内表記の充実などと併せて、インターネットを使った情報発信を強化。国内の消費者は依然節約志向が根強いこともあり、中国人を中心とする外国人客を新たな収益源に育成する。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年6月1日

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