中国初の軍事テーマパーク、来月開園
中国初の軍事テーマパーク「鉄血英雄」が7月1日、北京オリンピック公園にオープンする。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
テーマパーク「鉄血英雄」は、北京市文化局の認可を受け、中国文化産業促進会、中国科学院科学伝播研究センター、中国人民革命軍事博物館、北京環球悦時空文化発展有限公司が共同で運営する。エンターテイメントに関する世界最先端のクリエイティブ・コンセプトを参考に、斬新なハイテク手法やマルチメディア・インタラクティブ体験方式を採用するほか、世界最先端の軍事体験施設を導入、中国最大の軍事テーマパークとなる。
運営側は「同テーマパークでは、第4世代ステルス戦闘機『殲20』を自らの手で操縦することができる。また、一度も姿を現したことのない中国095型原子力潜水艦を体感し、ソマリア沖護衛訓練などの軍事ミッションも体験できる」と話した。
テーマパーク「鉄血英雄」の敷地面積は2万平方メートル、シミュレーション、最高水準の映像合成、最先端武器の体験、戦争ロールプレイ、バーチャル・リアリティー再現など各種技術を駆使することで、国内最高のクリエイティブな国民娯楽体験空間が生み出された。
テーマパークは、軍事科学普及エリア、体験エリア、挑戦エリア、テーマ娯楽エリア、総合サービスエリアで構成される。科学普及エリアでは、中国人民革命軍事博物館などが主催する「国慶(建国記念日)大閲兵回顧展」を中心に、新中国成立後14回行われた閲兵式の雄大なシーンが展示される。また、攻撃ヘリコプター「アパッチ」、99式主戦車、軍用車両ハマーなど、約100種類の最先端武器・装備の模型が一挙公開される。体験エリアと挑戦エリアで、来場者は、国内最強のステルス戦闘機『殲20』を操縦し、空中戦のスリルや楽しさを存分に味わうことができる。国際最先端のインタラクティブAR(拡張現実)ゲームや国内最新のサバイバルゲーム「CS真人対決」もある。このほか、海底2万里、ソマリア沖護衛、宇宙探険、カムイ弾道ミサイル、アマゾン川クルーズなど、数々の素晴らしい体験プロジェクトが目白押しだ。
中国科学院科学伝播研究センターの田寧主任は、テーマパーク「鉄血英雄」記者会見の席上で、「少年が強ければ、国も強くなる。このテーマパークを通じて、広大な国民に国防知識が普及し、国民の国防意識が高まり、愛国精神が発揚し、健全な人格や素養が形成されるよう期待している」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年6月8日