大学卒業生の実名制情報監測システム始動 中国
中国では今年下半期から、当該年度に大学を卒業する新卒者の実名制情報監視測定システムを始動することがこのほど、2012年全国高校(大学)卒業生就職工作経験交流会で明らかになった。卒業生の就業サービス管理業務の推進を図るのが狙いという。人民日報が報じた。
中国人力資源(マンパワー)・社会保障部の信長星・副部長は、「各地の公共就業・人材交流サービス機関は、大学卒業生の登録情報の受理、書類保管、人事業務代行、就業・失業登録など各業務を行う上で、関連情報を確実に記録・管理しなければならない。また、基盤プラットフォームとしての役割を十分に発揮し、スタッフの定期的な現場訪問を通じて、就職していない卒業生の実情を全面的に把握する必要がある。各地はこれらの方法によって、各種情報を確実に取りまとめ上級機関に報告し、市・省・部3級の大学卒業生実名制就業情報データベースを構築する。各級公共就業・人材交流サービス機構および街区コミュニティの基盤プラットフォームは、大学卒業生に関する情報を共有し、就業を希望し関連サービスを必要とする大学卒業生に対し、求人情報、キャリアガイダンス、就活コンサルティング、職業トレーニング、実習見習いなどの各種サービスを適宜提供する。就業が困難な卒業生や経済的困難を抱える卒業生については、各地は特別リストを作成し、「マンツーマン」体制の重点支援を行い、可能な限り早急に彼らの就業実現を図る。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年6月11日