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日本を原発危機から救った中国の「大キリン」

 「中国から来た『大キリン』を初めて見た時、その迫力に驚愕した。『大キリン』のおかげで、遠隔放水を実施して、福島原子力発電所の使用済み燃料保管プールの水温を下げることができ、大災害を免れられた」。東京電力の大和田豊彦(36)さんは21日、中国湖南省長沙市を訪れ、こう話した。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が報じた。

 大和田さんがいう「大キリン」とは、中国の建機大手「三一重工」(本社・長沙市)が東日本大震災発生間もなく、東京電力に寄贈したコンクリートポンプ車のことだ。同ポンプ車のアームは、日本で使用されたポンプ車としては最も長い全長62メートル。昨年、震災に伴い原発事故が発生し、燃料保管プールの水温をなんとしてでも下げようと、日本政府が躍起になっていた際、「大キリン」は「英雄」のごとく中国からやって来て、見事注水作業をやってのけたのだ。

 同事故発生から、もう1年以上になるが、「大キリン」を使って身の危険を顧みずに注水作業を行った大和田さんは、今でも当時の光景がありありと目に浮かぶ。「自分の家が原発付近の危険区域に入っていた。中国の三一重工がポンプ車を寄贈してくれると聞いて、真っ先にオペレーター役を買って出た」。被ばくの危険があったが、大和田さんはひるむことなく立ち上がり同僚の酒井洋昭さん(45)と共に、慣れない「大キリン」の操作の仕方を学んだ。

 それまで、「中国製」というと、日本人はあまりいい印象を持っていなかった。三一重工によると、「大キリン」が福島に到着する前、独建機大手プツマイスターのポンプ車がちょうど上海から日本に運ばれたため、試しに使ってみた。だがアームの長さが56メートルしかなく、燃料保管プールにとどかなかったという。

 一方、「大キリン」はまず大阪港に到着。検査を経て福島に運ばれ、2011年3月31日に注水作業を開始した。三一重工はさらに、「大キリン」の扱いを熟知しているエンジニア3人も福島に派遣し、操作の仕方などを東京電力に伝えた。本来、「大キリン」の操作には約3カ月の訓練期間が必要だが、当時は情況が差し迫っており、2日で訓練を終えたという。 「大キリン」は、アウトリガーの設置やアームの伸縮にかかる時間が短いため、オペレーターの被ばく量が、現場にあったほかのメーカーのポンプ車の26ミリシーベルトよりはるかに少ない2.4ミリシーベルトだった。

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