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李宗遠氏「抗日戦争の資料展示、反日扇動ではない」

 中国人民抗日戦争記念館(北京)の李宗遠副館長は2日、人民網を訪問。今年は中日国交正常化40周年に当たることを機に、中国の愛国主義教育と正しい対日観をテーマに自らの考えを語り、「抗日戦争(日中戦争)時の資料や写真を展示することは反日感情を煽ることではなく、歴史を尊重し、真実を探るという視点から歴史と向き合うことだ」と強調した。「人民網」が報じた。

 李氏のコメントの要旨は以下の通り。

 中国の愛国主義教育に対する日本の批判は、今に始まったことではない。中国の愛国主義教育は西洋国家では民族主義教育と呼ばれている。日本人は反日教育に対して反感を持ち、愛国主義教育の拠点を反日教育拠点と見なしている。私はこれは非常に間違った見方だと思う。

 日本には、中国の抗日戦争の類の記念館を攻撃し、抗日戦争の愛国主義教育は反日教育であって、その拠点は反日教育の拠点基地だと批判する新聞紙もある。私はこの問題をよく考えてみる必要があると思う。日本はなぜこのような感情を持つのだろうか。中国側からすると、被害者である我々が民族・国家の解放ために命を捧げた先人達をしのび、祀るのは、しごく当然のことである。

 今年初め、私は日本の若手の学者2人と接する機会があったが、この2人も中国の愛国主義教育に問題があると指摘したのには驚いた。

 その時は、昨年の9月に大日本帝国陸軍の軍が満州(現在の中国東北部)を占領するきっかけとなった「満州事変」(1931年)からちょうど80年を迎えたため、本館では「日本の中国侵略犯罪の証拠」と題する展覧会を開催していた。この展覧会で展示された資料はすべて日本から集めたもので、日本の中国侵略犯罪の証拠と言える。我々は日本軍が中国人を虐殺する血なまぐさい場面の写真など全てをテーマ別に展示した。これらの写真が公表されたのは初めてのことだった。中国人、日本人にかかわらず、それを見た人は「実際の写真を見たのは初めて。とても貴重な資料」と大変驚いていた。ところが、その学者2人は見終わった後、私に「こんなに血なまぐさい写真を展示すると、中国の若者の対日観に良くない影響を及ぼす」と言っていた。それで私が「ではどのように展示すればいいのか」と聞くと、「人を殺す場面などの写真は展示をできるだけ減らすとか、子供達の目に付きにくいように高い所に展示するとかしたほがいい」と言っていた。

 私は「そうすることは臭いものには蓋をするということになるだけだ」と言った。理由は4つある。まずこれらの写真は中国人が撮影したものではなく、軍に付いて行動していた日本人記者が撮影したものだ。次に、これらの写真は当時、イメージの悪化を恐れた日本軍によって公開・発表が禁止されていた。3つ目に、これらの写真は半世紀以上にわたって日の目を見ることはなく、今ようやく展示できるようになった貴重な資料だ。最後に、これら血なまぐさい写真を展示すると、中国人の反日感情をかきたてるというなら、毎日これらの写真を見て研究している私は真っ先に反日派になっているはずだ。私に反日感情があるように見えるか?これらの写真を展示するということは反日的な姿勢を示すということではない。この歴史をしっかりと胸に刻み、このようなことは絶対に繰り返してはならないと訴えているのだ。そして、日本の中国侵略戦争を否定するような発言をする人に、過去の二の舞を演じてはならないと警告しているのだ。我々は歴史を尊重し、真実を探るという視点から歴史に向き合うべきだ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年7月5日

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