2012年7月16日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:57 Jul 16 2012

盧溝橋事件から我々は何を学ぶか

 我々が歴史を忘れ去ってしまうようなことがあれば、「歴史は繰り返す」という言葉が現実のものになるかもしれない。人民日報が9日付で報じた。

 慌ただしく、忙しく、日常の細々したことに気を取られて毎日を過ごしていると、立ち止まってゆっくり考えることが誰しも疎かになる。ふと気が付けば、もう7月7日の盧溝橋事件75周年記念日を迎えていた。

 中華民族にとって、これは年季の入った古傷だ。かつては鮮血がしたたり落ちていた。この傷口は、リューマチと同様に、天気が崩れるとずきずきとうずく。この記念日と同じ日、日本政府は釣魚島(日本名・尖閣諸島)を「国有化」する方針を固めたと発表、中国外交部は「中国固有の領土を売買するとは決して許さない」と表明した。

 さまざまな現実が、歴史を簡単に忘れ去ることは不可能なことを我々に教えてくれている。忘れ去ることとは、ある人にとっては、意識的な逃避や粉飾であり、またある人にとっては、感覚麻痺や無関心である。万一、我々が本当に歴史の記憶を失ってしまえば、「歴史は繰り返す」が現実のものとなる恐れがある。だからこそ、後世の人々のために、かつて負った傷の痛みのために、永遠に忘れないために、我々は歴史の真相を絶えず掘り起こし、伝えていく必要がある。

 「永遠に忘れない」ためには、教科書による教育、記念館での展示による再現、祝日のイベント活動だけでは十分とはいえない。もっと重要なことは、歴史を「人民の歴史」に落とし込むことだ。例えば、子供への体系的教育の過程では、厳粛かつ科学的な態度で、真実かつ全面的な歴史を子供達に教える。また、重大な歴史事件については、より多くの詳細を明らかにし、「一介の平凡な庶民」の経歴や苦難の経験を記録する。また、身を持って歴史的事件を体験した人々に真相を語ってもらい、歴史を復元する。

 5千年の歴史を持つ古い国・中国では、歴史が長すぎるため細部を後世の人々に伝えることが疎かになっている。歴史、本紀、列伝などの書物に登場するのは軒並み、皇帝・王・将軍・宰相ばかり。良くて「さすらい者」が書き込まれるといった程度だ。ごく普通の庶民となると、5千年の歴史を記述するなかで、一体誰が関心を持つというのか?

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
ピヨさん   2012-07-15121.32.133.*
日本における昨今の露骨な領土的野心と好戦的な態度を見て、日本人は本当にあの戦争をすっかり忘れてしまったのだと思っています。もっとも、その「戦争」なるものは、漫画、アニメ、ゲームのイメージなのかも知れません。沖縄だけに犠牲を強いて、本土決戦もせずに無条件降伏し、国を挙げてアメリカに服従して恥じない人々に、本当の祖国を守る戦争など想像できるはずもないのだから、仕方ありませんが。過ちを繰り返し続け、終に人類の歴史から消え去る(絶滅するのではなく、存在感が無くなること)を民族など、いくらでもいるものです。
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古