ロンドン五輪開幕をわずか17日後に控えた10日、北京市で中国体育代表団が結成された。人民日報海外版が伝えた。
これまでのオリンピックと異なり、中国代表団は今回、具体的な目標を掲げなかった。金メダル獲得は依然として最重要課題ではあるが、北京五輪で世界最多の金メダル数を獲得してから、金メダルに対する思いに変化が生じつつある。
■選手の数が減少
ロンドン五輪は現地時間7月27日に開幕し、26競技(302種目)を行い、8月12日に閉幕する。中国代表団は、馬術、サッカー、ハンドボールを除く23競技(212種目)に参加する。
中国代表団の人数は621人で、このうち選手は396人(男子171人、女子225人)。選手の平均年齢は24.68歳で、最年少は水泳の邱ギョク涵(14歳)、最年長はフライングディスクの劉英姿(41歳)だ。
代表団のうち、33人は過去のオリンピックで金メダルを獲得した選手で、林丹、呉敏霞、鄒市明、陳一氷、陳穎、仲満等、29人の北京五輪覇者が揃った。劉翔、朱啓南、滕海濱はアテネ五輪の覇者だ。その他にも、孫楊、李娜、易建聯等、世界クラスの選手が含まれる。彼らは中国の若き選手を率いて、ロンドン五輪の舞台で新たな伝説を作り、観客を魅了する。
前回の北京五輪に参加した中国人選手は639人に達し、過去最多を記録した。ロンドン五輪では、野球やソフトボールが正式種目から外された。また中国チームは、サッカー、ハンドボール、男子バレーボール等の種目に参加する資格を持たないため、参加者数が減少した。
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