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中国現代化の正体を暴いた北京の大雨

 稀にみる豪雨により、北京は、22日夜の時点で、死者37人という悲痛な結果を生んだ。観測史上最大となった今回の豪雨は、中国現代化の正体を暴き出すと同時に、国家の首都として発展を続けてきた北京の真の姿を露わにした。北京と中国には依然として多くの課題が残されている。環境時報が報じた。

 今回の豪雨は、まぎれもなく天災だ。華北平原の北端に位置し、主に季節風によってもたらされる雨に依存する北京は、気象的に見れば極めて不利な都市といえる。乾燥状態が長期間続き、ほとんど雨が降らない。北京の人々は雨を待ち望む。大雨を待ち望み、密雲ダムに水が満ちあふれ、永定河に再び豊かな水流が戻ってくることを期待する。そして、ついに待ち望んだ大雨がやってきた。その雨はしかし、あまりにも猛烈で凶暴だった。房山区で数時間に降った大雨は、年間の平均降水量にほぼ匹敵する量で、大きな災害が引き起こされた。

 今回の豪雨に対して北京市政府が取った対応について、「良い」あるいは「悪い」と単純に評価することは難しい。このような豪雨を過去に経験したことがなかったため、市政府が講じた対策は、手落ちがあると言えば随所に手落ちがあり、世論の批判を受けてもやむを得ない。また、市政府関係者は、緊急動員を行い災害対策にあたらせた結果、3人の政府職員が犠牲となったことは周知の事実だ。

 今回の大雨で、37人の尊い命が奪われたことは、悲しみ以外の何物でもない。 犠牲となった人々は、中国で最高レベルの災害対策能力を備えて当然の首都で、不幸にも命を落とした。これがもたらした比類ない驚くべき真相は、中国で長く水面下に隠れていたのかもしれない。今回の大雨によって、中国人は、現代化に対する己の認識を本質的に改める必要に迫られることとなった。

 「北京の下水道はひどすぎる」という指摘は、以前から数多くあった。この意見は、大雨が降るたびに正しいことが証明されており、すでに語りつくされた話題だ。しかし、北京における災害対策の弱点は下水道だけではない。そのほかにも、ハード面での細かな部分や防災に対する市民の意識の低さにからむ問題もある。大雨が本格的になった21日も、多くの人が平然と街に車で出かけた。政府による警告も無力で、スタジアムではサッカーの試合まで行われた。北京には学習塾や予備校が数え切れないほどあるが、受講生のうち、災害発生時の避難訓練を受けた人は、数えるほどもいないだろう。

【特集】北京で観測史上最大の豪雨

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