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北京に「一流の下水道」がない理由 人民日報

 大雨の中、同僚の車を押すのを手伝わなければ、朝陽路に水があふれ、膝まで水につかるなど思いもよらなかった。ニュースで知るまでは、まさか37人もの人が豪雨で命を落とすとは思わなかった。人民日報海外版が報じた。

 このような感想を抱いたのは、決して私だけではないはずだ。圧倒的多数の人が同じように思ったに違いない。

 大雨が止んだ後、私はインターネットで問いを発した。「北京は世界一流都市とどれだけの差があるのだろうか?」-----。あるネットユーザーは「下水道の長さだけ差がある」と答えた。

 下水道、また下水道だ。ここ数年、大雨が降る夏になると、下水道をめぐる論議が必ず巻き起こる。広い空間であるべきだが、実際は大変狭い下水道管という「地下の良心」が、毎回、世間の話題に上る。

 さまざまなアイデアが出され、主義主張もいくつか表明され、議論は大いに盛り上がるが、その後はどうなるのか?「喉元過ぎれば熱さ忘れる」のことわざ通り、きれいさっぱり忘れてしまう。そして翌年になり、また大雨がやって来ると、同じ話を蒸し返す。延々とめぐりめぐるだけで、終わりは永遠にやって来ない。

 「一流の下水道がないところに、一流の都市は存在しない」-----。大雨の夜、こんなひと言が中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」を駆け巡った。この言葉の裏には、「どうして北京には一流の下水道がないのか」という避けられない命題が潜んでいる。

 一番もっともらしいのは、「歴史的負債」という理由で、「前世紀、乾燥気候の旧ソ連に倣って制定した下水道基準が極めて低い」という説明だ。どれだけ低基準かというと、「0.5年あるいは0.3年に一度の大雨に対する安全性を確保する」。つまり、1年に2、3回はあふれ出る可能性がある。現行の基準は、「1年から3年に一度の大雨に対する安全性を確保。ただし、天安門広場とオリンピック公園付近の下水管については、5年に1度の大雨が照準」に変わった。この基準が、61年ぶりの豪雨に見舞われた時、正体をさらけ出した。

 発展は、下を見ることをしない。ごく短い間に、北京では高層ビルが猛烈な勢いで開発され、続々と姿を現した。それに比べ、地下空間や地下排水路などの地下インフラ発展は、かなりの遅れをとった。「地上を重視、地下を軽視」という都市建設方針により、排水システムの構築スピードは、都市の発展スピードよりはるかに遅かった。専門家がかなり前に、「都市による地上と地下への投入資金は、一対一であるべきだ」と指摘していた。しかし、時間と手間だけがかかり、政治的効果が見えにくい「地下のブラックボックス」に、一体誰が進んで資金を投入するだろう?

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