2011年中国流動人口、約2.3億人 平均年齢28歳
中国国家人口計画生育委員会は6日、「2012年中国流動人口発展報告」(以下「報告」)を発表したと明らかにした。報告によると、中国都市部の全人口に占める流動人口の割合は50%を上回り、流動人口の規模は史上最高をマークした。また、流動人口の流量、流動方向、構造、流動人口群のニーズには、それぞれ大きな変化が起こっている。2011年の流動人口総数は約2億3千万人に達し、全国総人口の17%を占めるまでとなった。中広網(総合)が伝えた。
報告によると、流動人口の平均年齢は28歳、1980年代生まれの新世代農民工が就労年齢流動人口全体の約半数を占めている。主流となっている新世代の農村戸籍流動人口の多くは、都市で成長しており、農業生産についてほとんど何も知らない。従って、経済情勢が変動し、都市の就業情勢が悪化したとしても、彼らが故郷に戻って農業に従事する可能性は極めて低い。
▽流動先での安定化が高まり、家族単位での流動がすう勢に
報告は、流動人口の安定性が高まり、家族単位で都市に移り住む傾向が強まっていると指摘している。 流動先における流動人口の生活状況や就業状況は、いっそう安定化の傾向にある。流動人口の3割以上が、流動先で5年以上生活しており、現在の仕事を4年近く続け、平均帰省回数は年間2回足らず。