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台風15号、中国東北三省で猛威を振るう

 中国の東北三省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)で猛威を振るった2012年台風15号(ボラヴェン)は、29日に収束に向かった。しかし28日夜間から29日にかけて台風が通過した地域では、農作物に大きな被害が生じ、道路の冠水が起き、市民の仕事・通学・移動に影響が生じた。新華網が伝えた。

 黒竜江省のハルビン市、ジャムス市、双鴨山市、鶴崗市、伊春市、綏化市等で大雨が降り、局地的な豪雨が発生した。29日2時−14時、ハルビン市の降水量は148ミリに達し、過去3番目の降水量を記録した。29日15時現在の統計データによると、黒竜江省の台風による被災者は27万人に達し、614人が避難所に移動し、農地の被災面積が10万7000ヘクタールに達した。今回は大雨に強風が重なり、風速が7級(13.9-17.1m/秒)に、各地の最大瞬間風速が8級(17.2-20.7m/秒)以上に達し、黒竜江省のトウモロコシなどの作物に大きな被害が生じた。

 強風と大雨の影響を受け、ハルビン市の教育部門は各校の卒業班(大学4年生、高校3年生等、卒業を控えたクラスの夏期講習)に対して29日の授業の打ち切りを指示し、同日に新学期の始業を予定していた学校に対して1日間の延期を求めた。ハルビン太平国際空港では29日に降雨が続き、横風が基準ぎりぎりに達したことを受け、中国南方航空黒竜江分公司の一部の便に遅延が生じた。同空港の8時頃の風速は8級に達し、空港側は各便に対して遅延を求めた。

 29日未明、台風15号は朝鮮の北部から吉林省の南東部に入り、熱帯低気圧に変わった。29日8時、台風の中心は吉林省舒蘭市と黒竜江省の境に到達し、勢力が弱まった。吉林省防洪抗旱の調査によると、今回の台風が吉林省にもたらした主な影響は強風による被害で、長春市、吉林市、延辺朝鮮族自治州等の農作物に被害が生じた。詳細な被害状況については、現在も調査・確認中だ。

 豪雨により、長春市の道路に冠水が発生し、看板や樹木が倒れる等の被害が生じた。長春市の中心区では、約2万人の防災隊員と関連設備を動員し、交通整備と水の処理を行った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年8月30日

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