チベット自治区、15年間の無償教育を実施へ
チベット自治区教育庁の発表した情報によると、今年秋の学期より、チベット自治区は15年間の「無償教育」(就学前3年、小学校6年、中学校3年、高校3年)を全面的に実施する。区立の学校に在籍する生徒が同政策の対象となるほか、民営学校もしくはその他の部門による学校に在籍する生徒にも、同額の補助金が支給される。人民日報が伝えた。
チベット自治区は1985年より、農民・牧民の子女を対象とする無償義務教育の他、食費・寮費・学費の免除を実施してきた。また都市部貧困家庭の子女に対しても、同等の基準による奨学金制度と補助金政策を実施してきた。チベット自治区は2007年より、全国に先駆けて都市部の義務教育費の免除を実施した。さらに2011年からは、農村部・牧畜エリアの就学前教育費を免除しており、同年秋より中学・高校教育(中等職業教育を含む)の教育費の全面免除政策を実施した。
今年秋の新学期より、チベット自治区は都市部の就学前教育費の免除を実施する。対象には、都市部の幼稚園(民間、その他の部門による幼稚園を含む)が含まれ、幼稚園児1人当たり年間3600元の教育費が免除される。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年9月5日