中国の切符購入サイト、アクセス集中で麻痺状態に 大型連休控え
中国では建国記念日「国慶節」(10月1日)と伝統的行事「中秋節」(旧暦8月15日、今年は9月30日)のダブル連休を間近に控え、中国鉄道切符の購入サイト(www.12306.cn)にアクセスが集中し、処理待ちの状態が続いてチケット購入ができないなどの問題が生じている。関連の状況について、鉄道運輸部門の関係者に話を聞いた。新華社のウェブサイト「新華網」が20日伝えた。
鉄道部担当者のコメントは以下の通り。
「国慶節と中秋節のダブル連休の切符販売がピークを迎えている。購入サイト(12306)の一日のクリック数は14億9千万回に達し、オンライン販売量は、過去最高だった今年の春運(旧正月期間の特別輸送体制)を上回った。このような状況から、同サイトにつながりにくかったり、処理待ちの状態が長く続いたりといった状況が多発している。鉄道部門はこれについて、皆さんにお詫びを申し上げたい」
「鉄道部門は、多くの乗客の皆さんに、オンライン購入サイトが混み合っている場合は、電話による購入や窓口での購入など、その他のさまざまな方法を試されるよう提案する。電話では乗車日の12日前から、窓口では10日前から、前売りチケットの購入が可能だ」
「鉄道部門は、社会の各界と多数の乗客が鉄道事業に関心を寄せ、意見を出して下さっていることに、深く感謝の意を示したい。今後も切符購入システムのさらなる改善に努め、オンライン購入を求める乗客の声に応えていきたい」。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年9月21日