雲南省地震、復興に675億円投入へ
中国雲南省昭通市彝良(いりょう)県と貴州省畢節(ひっせつ)市の境界付近の山間部で9月7日に発生し、被災者が18万3千世帯、約74万4千人に上った地震で、雲南省人民政府は9日、復興事業を全面的に開始した。同政府の復興事業会議によると、今後2年間に復興事業のために資金56億円(約675億円)を調達する方針。人民日報海外版が報じた。
同省の発展・改革委員会が指揮を取って作成した復興計画では、復興期間に当てられる2012年10月から2014年9月までの2年間に310プロジェクトの実施が計画されており、必要資金は総額56億元。政府の特定項目資金や各部、各委員会資金、省級の特定項目資金や部門予算など、さまざまなルートから資金を調達する。
同地震では犠牲者81人、負傷者1012人が出たほか、交通や電力、通信、水利、教育、衛生などのインフラにも被害が及んだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年10月10日