2014年南京ユースオリンピックのマスコットが、南京オリンピック・スポーツセンターで29日夜に公表された。南京の特産品・彩光石(原語:雨花石。メノウの一種)からヒントを得た、「ラーラー」と名付けられたキャラクターが、本大会のマスコットに決定した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
29日夜に行われたマスコットの発表会場で、「2014年からの招待状」が、2人の「未来からの使者」から、南京ユースオリンピック組織委員会の当番議長を務める南京市共産党委員会の楊衛沢書記に手渡された。楊書記が、オリンピック金メダリスト代表や若者の代表とともに、「未来からの使者」が招待状と一緒に持ってきた「ギフトボックス」を開くと「ラーラー」が登場、世界中の若者と対面した。
「ラーラー」は、彩光石をヒントに、天然物であるその彩光石に対し、躍動感溢れたモダンな手法で芸術的・抽象的な処理を施して創作された。若者の美的感覚にマッチし、南京ユースオリンピックのロゴマークに色彩的によく合うようデザインされている。マスコットの核心コンセプトは、「世界中の若者達に、自然・運動・健康・快楽に満ち溢れたライフスタイルを提唱する」。
IOC(国際オリンピック委員会)のロゲ会長は、祝賀メッセージの中で、「南京特産の彩光石からヒントを得た『ラーラー』は、明るく活発で、活力に満ち溢れているが決して軽々しくはない。『ラーラー』の誕生によって、楽しさ・多彩・向上心という南京ユースオリンピックの基本精神が確立した。『ラーラー』は、世界中の若者達の興味を引くだけではなく、年配者の心も惹きつけるに違いない」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月30日