「中国で外国人は裕福な存在ではなくなった」国際英字紙
国際英字紙「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」(本部フランス)は13日、「中国における富裕層とは誰かに関する新たな主張」と題する記事を掲載した。人民日報系の国際情報紙「環球時報」が報じた。
以下は同記事の主な内容。
「子犬を買う」という子供との約束を果たすため、私たちは北京通州区のあるペットショップを訪れた。そしてまだ子犬のドイツ原産の中型犬・ボクサーが私たちの目を引いた。
値段を聞くと、ペットショップの主人・楊さんが「1万5千元(約18万円)」と答えた。米ドルにして約2400ドルは、一般家庭にとっても大きな負担だろう。しかし、子供をがっかりさせないため、値切って見ることに。その理由は簡単。「外国人という理由だけで、『裕福』と思われては困る」からだ。
外国人はかつて中国では、中国人より「裕福」だったことは周知の事実だ。同じものでも、外国人というだけで、値段が高くなった。しかし、この30年の間に、中国人は巨額の財産を築いてきた。多くの中国人にとって現在、1万5千元の子犬を買うことも、驚くことでも、不思議なことでもなくなった。