中国のスーパーおばあちゃん 牛で家に帰る
3日に武漢市江夏区保福郷下門陳村の付近を通りかかったところ、たくましい水牛がおばあさんを乗せ道路を歩いていた。水牛に背負われたおばあさんは、水牛の歩みにより上下に揺れたが、落ち着いた様子だった。驚いたことに、おばあさんは木製の鞭で水牛を叩くふりをし、水牛に道を急がせた。武漢晩報が伝えた。
陳さんは週末、車で農村に戻ろうとしていたところ、保福郷--安郷を結ぶ道路で、水牛に乗ったおばあさんを発見した。
「もうお年なのに牛に乗るのは大変なことだ」と、車に乗っていた友人が言った。陳さんは慌てて車を停め、おばあさんと話をした。
「牛はあなたの言うことをよく聞くのですね。おいくつですか? どこに行くのですか?」と、陳さんは牛について歩きながら聞いた。おばあさんは、「80歳以上になります、家に帰るところです」と言った。おばあさんが木の棒を振り上げるふりをすると、利口な牛は急いで前進した。
陳さんは、「幼い頃に田舎で牛に乗ったことがあるが、これにはテクニックが必要だ。片足を角に引っ掛け手綱を引っ張ると、牛が頭をあげるので、その勢いで背中に乗れる。またあぜ道などの高い場所を選び、低い所にいる牛の背中に乗ることもできる。おばあさんは高齢なのに、自由自在に牛に乗れるとはすごいことだ」と語った。
多くのネットユーザーは陳さんの撮影した写真を見て、「かわいいおばあさんだ」とコメントしている。しかし安全のために、おばあさんには「ドライバー」にならないよう提案した方がよさそうだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月5日