<企画>お金と結婚するの?中国人の結婚観を探ってみる
中国国内の某婚活サイトと国家人口計画生育委員会はこのほど、全国で結婚適齢期にある男女延べ7万7045人を対象に実施した調査にもとづいて取りまとめた「2012-2013年中国男女結婚恋愛観調査研究報告」を発表した。これによると、1990年代・1980年代・1970年代生まれの女性が結婚相手に望む最低月収は5千元(約7万5千円)だった。中国人の結婚観って、いったいなんなのだ?
■【報告書】中国都市別「結婚相手に望む最低月収」発表
月収はこのところ、結婚相手に望む条件の中でも最重要指標のひとつとなっている。某婚活サイトと国家人口計画生育委員会育成交流センターが今月発表した「2012-2013年中国男女結婚恋愛観調査研究報告」によると、1980年代生まれの独身女性が結婚相手に求める最低月収は順次、上海が9964元(約15万円)、深センが8437元(約12万7千円)、北京が8149元(約12万3千円)、杭州が7828元(約11万8千円)。<詳細>
■【サンプル都市】杭州、彼氏の条件は月給6千元以上
中国杭州市の女性は、相手の男性に求める経済的条件として「月給6255元(約9万3千円)以上を挙げていることが、このほど発表された「2012-2013年中国男女結婚恋愛観調査報告」で明らかになった。専門家は21日、「この額は、現実の男性の平均月給の倍近くで、個人がパートナーを選択する上での参考とはなり得ない」とコメントした。<詳細>
■【若い女性の好み】中国の若い女性 結婚相手に「年上男性」を希望
お見合いサイト・世紀佳縁と中国国家人口計画生育委員会はこのほど、「2012年度結婚観調査報告書」を共同発表した。同報告書によると、18?25歳の若い女性の約70%は、「年上の男性」を好むという。<詳細>
■【今時の中国の新たな現象】
愛人が増える
過去30年、中国の社会・経済政策がだんだんと緩和されるに伴い、財産と権力を持つ多くの男性が、建国前の悪しき習慣を繰り返し、愛人を囲うようになった。彼らにとって、愛人を持つことは、自分の権力や地位を示すシンボルとなっている。中国社会科学院の専門家・李銀河氏は、「現在、ある程度の地位に就いている男性にとって、これは日常茶飯のことであり、決して特別ではない。彼らは、かつての皇帝が側室を持ったように、愛人を囲うことは伝統のひとつだと見なしている」と指摘した。<詳細>
恋人レンタル?!
春節(旧正月、今年は2月10日)の帰省シーズンを目前に控え、独身の若い男女が親や親戚からの結婚の催促に頭を悩ませる時期がやってきた。オンライン取引プラットフォーム大手の「淘宝」では「恋人レンタル」のオンラインショップが次々と誕生している。恋人をレンタルする料金は安くなく、1日あたり600元以上のレンタル料に加え、食事や宿泊先、交通費も負担する必要がある。<詳細>
連休後に別れるカップルは多い?
豪さんは20日、「バレンタインデーの2日前に恋人と別れた」という電話を友人の王さんから受けた。学生であれ社会人であれ、長い連休が明けて恋人と別れることは良くあるケースだが、今年の春節(旧正月、今年は2月10日)連休明けは特に顕著なようだ。<詳細>
■【人民日報「微博」が注目】本当の幸せとは?
本当の「幸せ」とは一体なんなのだろう。他の人から羨ましがられるほどの多くの物を有していることなのだろうか。それとも、男女が互いに尊重し合い、心理的に充実した生活を送れることだろうか。物欲重視で、浮ついた社会の中で、モラルを守り、不変の理想を追求してこそ、安定した幸福をつかめるはずだ。<詳細>
(編集WZ)
「人民網日本語版」2012年2月25日