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アジアリーグ好調の中国、背後に「多額資金投入」策

広州恒大の選手たち(資料写真)

 サッカーAFCアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント(16強ラウンド)が間もなく開幕する。北京国安は14日、ホームスタジアム・北京工人体育場でソウルFCを迎え撃ち、広州恒大は15日、アウェイでセントラルコースト・マリナーズと対戦する。中国国内のサッカーファンは、この2つの大試合を目前に控え、再び大きく盛り上がっている。過去2カ月あまり続いた1次リーグで健闘した広州恒大と北京国安は、いずれも決勝トーナメントに勝ち進んだ。一方、江蘇舜天と貴州人和は善戦空しく敗退した。東アジア地区で勝ち残っている8チームは、中国超級(プレミア)リーグが2チーム、韓国が2チーム、日本・オーストラリア・タイ・ウズベキスタンが各1チーム。これまでの数シーズンで日本・韓国勢が優勢だった局面から、アジアチャンピオンズリーグの勢力図に変化が生じていることが見て取れる。中国プレミアリーグの健闘ぶりがますます顕著になり、中国勢の好成績が国内サッカーファンのさらなる盛り上がりにつながっている。

 ■中国陣好成績の裏に巨額の資金投入

 中国プレミアリーグがアジアチャンピオンズリーグで気勢を揚げていることと、各チームのここ数年の資金投入とは、多かれ少なかれ関係がある。2011年に約10億元(約165億2800万円)、2012年には約30億元(約495億8400万円)を投入したことで、中国プレミアリーグは再び水を得た魚の如く生き返った。「多額資金投入策」によって、リーグ戦はここ数年、異常なほどの盛り上がりを見せており、試合のレベルと国民の関心度はいずれも、大幅に上昇した。

 中国プレミアリーグの各チームは、巨額の契約金を投じ、海外のスタープレーヤーを助っ人として招聘、あるいは監督を交代させ、チームの競争力を高めている。広州恒大が助っ人選手達に支払った契約金の支出総額は、プレミアリーグ各チーム中トップ。2011年、ブラジル全国選手権のMVPに輝いた大物・コンカ選手を1千万ドル(約10億1700万円)の移籍金で獲得、翌2012年には、名監督として世界に名を馳せた元イタリア代表監督のリッビ氏を年俸1千ユーロ(約13億1900万円)で招聘した。ムリキ、コンカ、バリオス、ウエケソンら外国人助っ人が名を連ねたチームが、リーグ優勝を達成できないとは考えられない。貴州人和は今シーズン、ドイツ1部リーグの司令塔ミシモヴィッチ選手を約800万ユーロ(約10億5500万円)で獲得。他の中国プレミアリーグ各チームも軒並み投入額を増やし、ギョーム・オアロ、ニクラエ選手を獲得した。アジアチャンピオンズリーグのグループステージで、ムリキ選手は6ゴールと3アシストを決め、カヌーテ、ミシモヴィッチの両選手も、各チームがリーグ戦を勝ち抜く上での中心的存在となった。

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