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北京、高級中華レストランが1500円で食べ放題

 中国の新指導部が「節約」を提唱しているのを背景に、中国では食べ残しをしてはいけないという風潮も高まっている。そんな中、北京では、大衆顧客取り込みのための方向転換を実施している高級レストランもある。例えば、北京ダックで有名な高級レストランチェーン・全聚徳(双井店)は23日より、88元(約1500円)のバイキングを設置。北京ダックを含む料理22種類が食べ放題だ。千龍網が報じた。

 同店を訪れてみると、バイキングコーナーには、フォアグラサラダや、カモのトウバンジャン炒め、カモの燻製、カモの心臓焼き、イカの醤油煮込みなど、同店の人気メニューがズラリと並んでいた。中でも最も人気なのはなんといっても北京ダック。熟練コックが作った、焼き立ての北京ダックが、香ばしい香りを漂わせながら、次々にテーブルに並べられていた。

 現在、同店のバイキングで提供されている料理は、前菜などに使われる「凉菜(冷たい料理)」12種類と、「熱菜(温かい料理)」10種類の計22種類。それに、点心(てんしん)やフルーツ、ビール、ジュースなどもある。これらすべてが食べ放題だ。さらに、一般客にとって、最も魅力なのは手ごろな価格。ディナーの時間帯(17:30-20:30)は1人98元(約1650円)。ランチの時間帯(11:30-13:30)なら現在、特別価格の1人88元だ。

 豊富な種類と手ごろな価格を売りにする同店のバイキングだが、決して料理に手抜きはなく、どの料理も通常出されるのと同じ質を保っている。同店の馬輝・総経理は、取材に対して、「全聚徳は非常に数多いメニューを用意している。今後、お客さんの要望や市場の需要、季節などに応じて、バイキングで提供する料理を調整し、すべてのお客さんに満足してもらえるようにする」と語った。

 一方、レストラン業界関係者は、「北京でも有名な老舗の全聚徳が今回バイキングを始めたことの背景には、『高級料理を一般市民にとって近いものにし、大衆料理を精細化するほか、伝統料理を健康的に食べ、中国と西洋の料理を結合させる』という経営戦略がある。そして、『フルサービス』を『ハーフサービス』に変え、一般市民にとって手ごろな価格を実現し、高級レストランの新たなスタイルを打ち出している」と評価している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年5月21日

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