上海、7月から住民証の指紋情報登録を義務化 1万人が登録済
【中日対訳】 「身分証明書による本人確認の強化」を目的として、上海市公安局は20日、住民身分証への指紋情報登録作業を全市規模で全面的に始動した。29日の時点で、住民証の指紋情報登録手続きを取り扱う公安派出所は全市で233カ所に達し、すでに1万756人の市民が登録を済ませた。人民網が報じた。
公安部(公安省)の要求に応じ、2013年1月1日から、住民証の指紋情報登録試行が全国規模で始まった。これを受け、上海市公安局人口管理弁公室は長寧・金山両支局の11の派出所で、住民証の指紋情報登録のための指紋採集器、指紋情報の登録技術、指紋情報が登録された新住民証の発行、一連の業務プロセスなどに関する試行をスタートさせた。申請書の受理にはじまる住民証の指紋情報登録手続きを規範化することで、市民がスムーズに申請・受理できることを図っている。
住民証の登録内容に指紋情報を組み入れることで、公民の合法的権益の保障、国家安全・社会安定の保護、国家機関や金融・電気通信・交通・教育・医療・保健・社会保障など住民証を取り扱う機関における業務効率の向上、社会における誠実・信用システム構築などに有益となる見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月31日